こんにちは。熊谷友見です。
タロット占いに興味を持ち、占い師を目指す人の中には、「どうしてタロット占いが当たらないのか?」と感じたことはありませんか?
実は、タロットが「当たらない」と感じるのにはいくつかの理由があります。
多くの人がタロットを試した際、自分の期待に応えられない結果を受け取ったときの失望感を経験することもあるんですよね。
この記事では、タロット占いが当たらないと言われる理由や背景について詳しく解説します。
タロット占いが当たらない理由
タロット占いが当たらないと感じるのはなぜでしょうか?
ここでは主な理由を解説しますね。
質問が曖昧すぎる
タロット占いは、質問の内容によって答えが変わります。
「私の未来はどうなりますか?」のように漠然とした質問では、カードが示すメッセージも抽象的になり結果が曖昧になりますので、具体的な質問を心がけましょう。
リーディングの解釈が一貫していない
カードの意味をその都度変えてしまうと、占いの精度が低くなってしまいます。
特に初心者のうちは、都合のいいように解釈してしまいがちなんですね。
カードの基本的な意味をしっかり学び、直感と論理のバランスを取ることが大切ですよ。
相談者の感情に引っ張られている
占い師として相談者に共感することは重要ですが、感情移入しすぎると冷静な判断ができなくなりますので注意が必要です。
気をつけないと、カードが示すメッセージを正しく読み取れないことがあります。
占いの前に深呼吸をするなど、ニュートラルな心でカードを引く習慣をつけましょう。
カードのシャッフルや展開が適切でない
タロットカードは、シャッフルの仕方や展開方法によっても結果が変わってしまいます。
いい加減に扱ってしまうと、カードが正しいメッセージを伝えてくれません。
毎回丁寧にカードを扱うことを意識しましょう。
占いの結果を押しつけてしまう
タロット占いは「未来を決めるもの」ではなく、「未来をより良くするためのアドバイス」をくれるツールです。
「この結果が絶対!」と決めつけると、相談者にとっても占い師にとっても、正しい方向に進むことが難しくなります。
「カードはこう言っていますが、あなたがどう行動するかが大切です」と、相談者が前向きになれる伝え方を意識しましょうね。
タロット占いの基本的な仕組みと行動
タロット占いを学び、占い師として活躍したいと考えている人にとって「タロットの仕組みを理解すること」は、私の経験上、とても重要だと感じています。
ただカードを引くだけでは、的確なリーディングはできませんよね。
ここでは、タロット占いの基本的な仕組みと、それを活かすために占い師が取るべき行動について解説します。
タロット占いの仕組みとは?
タロット占いは、カードを引くことで「現在のエネルギーの流れ」や「未来の可能性」を読み取る卜占術になります。
78枚のカードが持つ象徴的な意味を組み合わせ、相談者の状況や心理状態を紐解いていきます。
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大アルカナ(22枚)→人生の大きなテーマや運命的な流れを示す。
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小アルカナ(56枚)→日常の出来事や細かい感情の変化を表す。
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スプレッド(展開法)→質問に応じたカードの並べ方で、占いの精度を高める。
タロットカードは「未来を確定するもの」ではなく、「現在の流れをもとに未来の可能性を示すもの」と理解するようにしましょう。
タロットを読むために必要な行動
占い師としてタロットのリーディングを深めるには、以下の行動を意識することが大切です。
① カードの意味を暗記するのではなく、イメージで理解する
カードの意味を丸暗記して解釈しようとすると、柔軟なリーディングができなくなります。
例えば、「死神」のカードは終わりを意味しますが、それは必ずしも「悪いこと」ではなく、「新しい始まり」への変化でもあります。
② 相談者の話をよく聞き、適切な質問をする
タロットは質問次第で答えが変わります。
「彼と結婚できますか?」ではなく、「彼との関係を進展させるにはどうすればいいか?」という質問のほうが、有意義なリーディングに繋がります。
③ 直感を大切にするが、論理的な説明もできるようにする
タロット占いは直感を活かすものですが、相談者に納得してもらうためには、論理的な解釈も必要です。
「このカードはあなたに〇〇を伝えています」と、意味を整理して伝える練習をするようにしましょう。
④ 相談者に「行動のヒント」を与える
占いは「当たる・当たらない」ではなく、「相談者が前向きに行動できるか」が大切です。
占いの結果を伝えるだけでなく、「こういう行動をすると良い方向に進みますよ」とアドバイスできるようにしましょう。
占い結果の解釈と現実のギャップ
タロット占いを学び、占い師を目指す中で、「占い結果と現実が違ってしまう」と悩むことはありませんか?
相談者が期待する未来と、タロットが示す結果が一致しないこともありますし、占いが当たらないと感じることもあるんですよね。
これは、タロット占いの性質上、避けられないことでもあります。
ですが、このギャップをどう埋めるかが、占い師としての成長にとって非常に重要だと思います。
占い結果は「確定した未来」ではない
タロット占いは「この未来が100%起こる」と断言するものではなく、「今の流れを踏まえると、こうなる可能性が高い」という方向性を示すものだと感じています。
ただ、相談者の行動や環境によって、未来は変わっていくこともありますよ。
相談者の「期待」と「現実」のズレをどう扱うか
相談者の多くは、「良くなる結果」を期待して占いに来ていることが多いです。
ですが、タロットが必ずしも望んだ結果を示すとは限りませんし、その時、占い師としてどのように対応するかが大切です。
タロットの解釈を柔軟にする
タロットカードの意味には、多面的な解釈ができます。
例えば、「塔」のカードは崩壊や衝撃的な出来事を示しますが、それが必ずしも悪いこととは限りませんよね。
「今までの価値観が壊れることで、新しいチャンスが生まれる」といった見方もできますから、悪いイメージのカードだからといって割ることが起こるわけではありませんよ。
相談者の行動次第で未来は変わることを伝える
占いは、未来を「当てる」ものではなく、「より良い未来を作るためのヒントを得る」ものです。
結果が当たるかどうかではなく、「どうすれば相談者が幸せになれるか」を考えることが、占い師としての役割と言えますね。
タロット占いの当たりと外れの確率
タロット占いを学ぶ中で、「タロットはどれくらいの確率で当たるのか?」と疑問に思うことがあるかもしれませんね。
また、相談者から「占いが当たらなかった」と言われて落ち込むことも…。
しかし、タロット占いは数学的な確率で測れませんし、「当たり・はずれ」の二極論ではなく、どう活かすかが重要という視点を持つことが、占い師として成長するためのポイントです。
タロット占いの「当たり・はずれ」とは?
タロット占いにおける「当たり」と「はずれ」は、一般的に以下のような視点で判断される傾向があります。
当たったと感じるとき
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相談者の状況や心境がカードのメッセージと合っていた
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予測した未来が現実になった
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占いのアドバイスを実行した結果、良い方向に進んだ
はずれたと感じるとき
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予測した未来が現実と違っていた
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相談者の期待していた答えと占い結果が違った
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相談者の行動や環境の変化によって未来が変わった
「はずれた」というよりも、「相談者の選択や環境の変化によって結果が変わった」と捉えることが大切ですから、そこまで伝えれると良いですね。
未来は確定していない
タロット占いは、現在の流れをもとに未来の可能性を示すもの。
ですが、相談者の行動や周囲の状況によって、未来はいくらでも変わるんですよね。
そのため、占いの結果が100%そのまま現実になるとは限りません。
「当たる占い師」とは何か?
「当たる占い師」と言われる人は、単に未来を的中させるのではなく、相談者の状況を的確に読み解き、行動のヒントを示せる占い師だと思います。
占い師として意識すべきこと
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相談者が納得できるリーディングを心がける
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「どうすれば良い未来に進めるか?」という視点で占う
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当たる・当たらないではなく、「相談者にとって意味のある占い」を提供する
タロットをより的確にするための工夫
タロットの精度を高め、相談者に信頼される占い師になるためには、次のポイントを意識しましょう。
- 質問を明確にする
- カードの意味を深く理解する
- 相談者の話をよく聞く
- 結果を押し付けない
タロット占いの「当たり・はずれ」を単純な確率で考えるのではなく、「相談者にとって有益なメッセージを伝えられたかどうか」が重要だと思っています。
占い師として「未来を言い当てること」よりも、「相談者がより良い未来を選べるよう導くこと」を意識することで、信頼される占い師へと成長していけるのではないでしょうか。
最後に
タロット占いをする上で、当たらないと感じるのは、占い師がどのような質問をしているか?だと思います。
質問の仕方によって、カードが示す答えの解釈が変わることがあるだけでなく、質問の内容自体が違っていたら当たらないと感じてしまってもおかしくありませんよね。
それと同じように、相談者にとって有益なアドバイスを導き出せるかどうかも、当たると思うか当たらないと思うかが決まります。
質問が曖昧だったり、適切でなかったりすると、タロットカードのメッセージもぼんやりとしたものになりがちですから、当たらない以前の質問力が大切なんですね。
タロット占いの「質問の質」が結果にどのような影響を与えるのか、そして占い師としてどのように質問を導けばよいのかをしっかりと考えるようにしましょう。