こんにちは。熊谷友見です。
タロットカードの意味を覚えるのに、とても苦労するようなイメージが強いですよね。
タロット占いは、占いの中でたくさんの人に愛用されている占術の一つですし、私も最初の頃は占い=タロットというくらい、占いとしての地位は高いと感じています。
そんなタロットの魅力は、カードそれぞれに個別の意味が込められていて、占うと当たるということにあるんじゃないでしょうか。
この記事では、タロット占いの意味を覚えたいといった初心者向けに、わかりやすいようにまとめてみました。
特に、新たにタロットを学び始めた初心者だけでなく、意味をより深く理解したいプロの占い師にとっても役立つんじゃないかと思います。
目次
タロット占いの意味の一覧
タロットカードは、大アルカナと小アルカナに分かれており、それぞれが独自の意味を持っています。
多くのカードの中でも特に重要とされるものに焦点を当て、その詳細な意味を紹介します。
この一覧を活用して、タロット占いのさらなる理解を深めてくださいね。
大アルカナのカード
大アルカナは、22枚のカードで構成されており、それぞれが人生の重要なテーマや出来事を象徴しています。
たとえば、「愚者」は新たな始まりや冒険心を、「恋人」は人間関係や選択の意味を持ちます。
大アルカナのカードは、占いにおいて強いエネルギーを発し、質問に対する明確な答えを提供します。
私自身も、タロットカードを使う時には、大アルカナを意識して読み取ることが多いですね。
カードの一枚一枚が、人生における悩みや質問に対する状況を示し、未来に向けたアドバイスを伝えてくれます。
これらのカードの読み解き方を理解し、占いにおける自信を深めましょう。
小アルカナのカード
小アルカナは56枚のカードで構成されており、日常生活の具体的な出来事や状況を示します。
ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの4つのスートに分かれており、それぞれが異なる分野やテーマを表しています。
ワンドは創造性や情熱、カップは感情や関係性、ソードは知性や困難、ペンタクルは物質的な成功を示します。
小アルカナは、具体的なアクションや日常の問題についての詳細な情報を教えてくれますよ。
個々のカードの組み合わせや配置に注目し、より的確な答えを導き出すことが可能です。
カードの配置(スプレッド)
タロット占いには、カードの配置方法として「スプレッド」が重要な役割を果たします。
スプレッドは、カードをどのように並べるかで、占いの解釈が大きく変わることもあるんですよね。
最もよく知られているのが「ケルト十字スプレッド」で、過去、現在、未来の出来事への状況を知ることができますよ。
また、カード3枚を使った「3枚引き」や、特定の質問に対する答えを得るための「1枚引き」など、さまざまなスプレッドの種類が存在します。
それぞれのスプレッドの意味を理解し、相談者の質問に対して最も適した方法を選ぶことで、より深い占いの結果を出すことができますよ。
タロットカードの逆位置の意味
タロット占いでは、カードの表向きだけでなく逆さになって出たカード、いわゆる「逆位置」にも違う意味が存在します。
逆位置は通常、そのカードが持つ本来の意味が逆転したり、弱まったりすると解釈されることが多いですね。
例えば、「塔」の逆位置は、混乱や不安定な状況の再建を示していることがあります。
逆位置の読み取りは占い師の経験と直感が求められますし、カードの意味をより適切に補完するための貴重な手段と言えるでしょう。
初心者が解釈する時にミスしやすいのは、逆位置だから意味が真逆になると勘違いしている人がいるのも事実。
必ずしも逆位置だから真逆の意味になることはありませんし、正位置とそれほど変わらない意味合いのカードもありますよ。
このような特殊な読み方を学ぶことで、占いの解釈がさらに深まります。
カードの組み合わせの解釈
タロット占いにおいて、一枚のカードだけでなく、複数のカードの組み合わせから読み取ることが大事だったりします。
カードの組み合わせによって、個別のカードの意味が強化されたり変更されたりすることがあります。
たとえば、「月」と「太陽」が同時に出た場合、感情の浮き沈みと同時にその解決や希望が見えることを表しています。
また、「死神」と「恋人」が共に現れると、新しい始まりに向けた重要な選択を迫られるかもしれません。
カード間の相関性や質問のテーマを理解することで、色んな角度からの占い結果を導き出すことが可能になりますよ。
初めてのタロット体験に最適なカード
タロット占いに初挑戦する方にとって、まず何から始めたらいいか迷うことがあるかもしれません。
ここでは、初心者におすすめのカードやスプレッドを紹介し、楽しくタロットを学べるようサポートしますね。
初心者向けのタロットカードは?
タロット占いを初めて体験する方には、ウエイト版をおすすめしています。
このタロットカードは、初心者でも読みやすいのが特徴なんですね。
カードを解釈するというのは、ある程度の経験が必要なので、ウエイト版だからといって簡単というわけにはいきませんが、他の種類のタロットカードよりかは親しみやすさを感じると思います。
最初にこちらのカードでタロット占いがある程度できるように実践練習を繰り返して、慣れてきたらマルセイユ版やトートタロットなど他の種類のタロットカードを使ってみると良いでしょう。
日常に使える1枚引き
タロット占いの世界に足を踏み入れたばかりの方には、1枚引きから始めましょう。
この簡単なスプレッドは、日常の疑問やシンプルな質問に対する明確な答えを教えてくれますよ。
例えば、「今日の運勢は?」「仕事での注意点は?」といった疑問に対し、カード1枚が示すメッセージに集中することで、直感を鍛えつつカードの意味を理解することができます。
毎日続けることで、タロットカードを解釈する力が自然に身についていきます。
初心者に役立つ逆位置の解釈
初心者にとって逆位置に出るカードは、正位置と違って複雑に感じられるかもしれませんが、基本を押さえることでその解釈を楽しむことができます。
逆位置が示すのは必ずしもネガティブな意味ばかりではなく、たとえば新たに起こる良い変化や、隠れていたポジティブな側面を示すこともありますよ。
まずは1枚のカードでその逆位置の持つ意味を理解し、どのような状況においてそのカードが意味を持つのかを追求してみましょう。
このように基本を押さえておくことで、タロット占いの解釈の幅が広がっていきますよ。
タロット占いの意味に囚われすぎないようにする
タロット占いは、単なる運命を占う道具以上のものであり、相談者の内面の声を聴く手段としても大きな意味を持っていると感じています。
初心者でタロット占いを始めようとしている人なら、意味をガッツリと覚えて占いをするといった感じに思えるかもしれませんが、決してそうではないんですよ。
私は、どのカードでも同じだと思っているのですが、それぞれのカードの個性として捉えて、その個性がどう質問に対して伝えているのかを感じ取るようなイメージで読み取っています。
プロとしてタロット占いをしている人ほど、最初に習うタロットカードの意味をすべて覚えている人はほとんどいないと思います。
意味だけを覚えて解釈しようとすると、どうしても限界が来てしまい、これはどの占いでも同じことが言えます。
ある程度、意味を理解するというのは必要だと思いますが、覚えすぎて柔軟な発想ができなくなってしまうとせっかくのアドバイスが違った解釈になってしまいますよ。
難しく考えるより、「こんなもんだよね~」というくらいの、軽い感じの解釈から入ってみると読みやすくなっていくかと思います。
最初は難しく感じるかもしれませんが、何度も繰り返すことで自然とタロットカードが伝えたいことというのが理解できるようになってきますよ、