こんにちは。熊谷友見です。
占い師を目指していると、必ず聞くであろう「コールドリーディング」という言葉があります。
このコールドリーディングを使っている占い師はいますが、コールドリーディングを使う占い師は人を騙す占い師として認識されているようですね。
私自身は、コールドリーディングを使う占い師は悪いとは思いませんし、むしろ今の時代だからこそ使った方が仕事として成立すると思っています。
なぜ占い師がコールドリーディングを使うのか、その詳細をお伝えしたいと思います。
目次
コールドリーディングとは?
コールドリーディングとは、人間関係を円滑にするためのテクニックと言われています。
コールド・リーディング(英: cold reading)とは、話術や観察法のひとつであり、外観を観察したり何気ない会話を交わしたりするだけで相手のことを言い当て、相手に「わたしはあなたよりもあなたのことをよく知っている」と信じさせる話術や観察法である。「コールド」とは「事前の準備なしで」、「リーディング」とは「相手の心を読みとる」という意味である。
「事前の準備なしで相手の心を読みとる」という部分は、まるで占い師のイメージそのものの感じがしますよね。
占いの技術を持っていないのに、このテクニックだけで占い師ができていたら、騙しているイメージがあるのかもしれません。
占い師に対して、自分のことを理解してもらいたいと思うお客さんが多いので、このテクニックが使えると信頼関係を気づくことができるようになります。
占い師がお客さんの会話を円滑にする理由とは?
私自身、占い師としてデビュー間もない頃、コールドリーディングの本を読んでいました。
その理由としては、お客さんとの会話を円滑にするためであり、どういう話し方をすると良いのかがあまり理解できていなかったからなんですね。
普段からコールドリーディングを使っているか?と言ったら、あまり自信はありませんが(笑)、会話の中で使える場合は使用しています。
コールドリーディングを使うことで、お客さんとの会話がスムーズになったり、悩みの本質を知る必要がある場合には、コールドリーディングが有効になることもあります。
占い師がコールドリーディングを使うデメリットとは?
まずは、コールドリーディングを使っている占い師が良くないと言われる理由をご紹介したいと思います。
占いができなくても占い師として活動し、高額な商品を買わせる
コールドリーディングは、人を騙すテクニックとして使用されていることがあります。
占い師だからではありませんが、人生に迷って占い師に相談したくなる人はたくさんいらっしゃいます。
ですが、占いを勉強すると時間がかなりかかってしまうため、コールドリーディングを習得して高額な商品を買わせる方が早かったりするんですよね。
しかも、当たっていると思わせることもできますから、騙して高額な商品を買わせることもできてしまうのも特徴です。
当たっていないことでも、当たっていると思わせることができる
コールドリーディングを使っていると、占い師としての実力の評価というところができなくなってしまいます。
お客さんの話す内容を、当たっているような話し方で返していくため、当たっていると錯覚させてしまうこともできてしまうんですね。
占い師としては、対面鑑定で人相などがわかるのであれば、お客さんの表情や話し方、話す時の態度などでその人の本心を読み取ることもあります。
お客さんの発する言葉からヒントを得て、当たっているように思わせるというところが、騙すイメージがついてしまっている一つの理由かもしれませんね。
占い師がコールドリーディングを使うメリットとは?
占い師がコールドリーディングを使うことは、メリットに繋がることもあります。
その理由を紹介しますね。
お客さんとの信頼関係ができて、悩んでいることを話してもらえる
初めて相談する占い師に対して、緊張したり不安だったりと、ネガティブな感情を抱えている時があります。
中には、「本当に当たるのか?」と不信感に近い感情を持っていたりもするので、本当に悩んでいることをなかなか話さないというケースもあるんですね。
ですが、コールドリーディングを使うことによって、お客さんの心を開かせることができますから、信頼関係ができることによって悩んでいることを話してくれるようにもなります。
相談内容を話してもらえないと、そもそも占いができませんから、信頼関係を構築させるためにコールドリーディングを使うのはおすすめです。
占いの的中率が高いと思ってもらえるため、お客さんの満足度が上がる
純粋に占いをしていても当たることはありますが、占い師も人間ですから外してしまうこともあります。
ですが、お客さん側としては、占いが当たらないというのは信頼関係にも影響してくるんですね。
占い師がコールドリーディングを使うことで、お客さんの感情では占いの的中率が高く感じることができ、また相談したいと思えるほどの満足度が上がることにも繋がっていきます。
良いことでも悪いことでも、リピーターに繋がるための技術として考えたら、身に付けておくのも良いかと思いますよ。
人の細かい表情の変化やしぐさなどに敏感に察知しやすくなる
コールドリーディングというのは、人を観察しながら話をするテクニックの一つになります。
観察力が上がることで、コールドリーディングの技術も上がっていくんですね。
「目は口程に物を言う」という言葉があるように、目の動きだけでもその人の感情がわかったりもします。
占い師は人間観察が上手にできるようになると、その人の感情がわかりやすくなるので、占い師としてのスキルが上がるポイントにもなりますよ。
占い師がコールドリーディングを使うことは、決して悪いことではない
占い師がコールドリーディングを使うことが、インターネット上でも悪いことのように書かれていることが多いです。
これはテクニックの一つであり、使い方によっては悪いことに使えてしまうこともあります。
占い師の場合、お客さんに心を開いてもらい、悩んでいることを話してもらわなければいけないため、そのためにコールドリーディングを使うことは決して悪いことではないんですよ。
相談したいことを話してもらえないことの方が、占い師側としては困ってしまうだけなんです。
心に抱えている不安や悩みを打ち明けてもらい、気持ちを楽にして帰ってもらうことができるのであれば、率先して使っても良いテクニックだと思っています。
最後に
占い師として仕事をしている以上、どうしても会話が主体となってしまいます。
コールドリーディングという言葉が独り歩きして、占い師が騙すテクニックとして使っているという悪い印象が強いようなイメージです。
実際のコールドリーディングは、占い師だけではなく、仕事や恋愛にも使えるテクニックになりますから、占い師だけが使っているものでもありません。
人それぞれ抱えている悩みは違いますし、その人の性質によっては話すまでに時間がかかることも。
心を開いてもらって悩みを素直に打ち明けることができるテクニックなら、占い師という仕事なら上手に取り入れると良いのではないでしょうか。
占い師の仕事に必要な技術という観点で学ぶのをおすすめします。