こんにちは。熊谷友見です。
この記事にたどり着いたあなたは、きっと「占い師になりたい」「誰かの人生の力になりたい」と願っている方だと思います。
もしくは、既に学びを始め、自分だけのスタイルを模索している最中かもしれませんね。
私自身、占い師として活動を始めたとき、ただ未来を読むだけではなく、「その人が前に進めるような実感のあるサポート」をしたいと強く思っていました。
その中で出会ったのが、パワーストーンという「形あるツール」です。
スピリチュアルな鑑定に寄り添うようにして、パワーストーンがクライアントの願いに寄り添い、背中を押してくれる場面を何度も目にしてきました。
今回は「占い師が作るパワーストーンとは何か?」という視点から、これから占い師を目指すあなたにも役立つ知識と気づきをお届けしたいと思います。
目次
1.占い師が作るパワーストーンとは?心を込めて届けるお守りの意味
占い師がパワーストーンを作るとなると、お店で作るより違うものになるイメージが強くなりますよね。
私が作成していた時は、対面でお話している時は、実際にパワーの違いを体感してもらったこともあります。
持ち主本人とパワーストーンがピッタリ合うと、お守りとして力を発揮してくれますよ。
お店との違いを解説しますね。
占い師が手掛けるパワーストーンの特徴と他との違い
市場にはたくさんのパワーストーンアクセサリーがあふれていますが、「占い師が作る」という点には、明確な違いがあります。
それは、「パワーストーンを売る」のではなく「パワーストーンを通して導く」ことが目的である、ということなんですね。
たとえば、誕生石や人気の恋愛運アップブレスレットは、雑貨屋さんでも気軽に買えるかもしれません。
ですが、私たち占い師が作るものは、その方の運命の流れや心の状態、これから向かう未来のタイミングなどを総合的に読み解いた上で「今、この人に必要なエネルギー」を込めて選んでいきます。
それはまるで、鑑定の延長線上にある「エネルギーの処方箋」のようなものかも。
パワーストーンを使うことで、鑑定内容がより実感として腹落ちし、行動や変化に繋がりやすくなりますよ。
パワーストーンは「売る」ものではなく「導く」ための道具
占い師がパワーストーンを扱うときに一番大切にしたいのは、「その方の人生にどう働きかけてくれるか?」という視点です。
本当の意味で導くパワーストーンを届けるためには、占い師自身が心を通わせる感覚、クライアントのエネルギーに共鳴する感受性を高めていく必要があります。
これはスピリチュアルなセンスがある程度は必要な要素だと思います。
スピリチュアルなエネルギーとパワーストーンの関係性を理解する
パワーストーンには「波動」があり「意思」があります。
そして、私たち占い師が持つ言葉や気の在り方もまた、波動なんだと思っています。
だからこそ、パワーストーンを扱うときは、自分自身の内面が整っていることが大前提となりますね。
「パワーストーンは人を選ぶ」と言われるように、同じローズクォーツでも、人によって合う・合わないが出てきます。
それを見極めるためには、霊感だけに頼らず、四柱推命・数秘術・西洋占星術などの理論的な占術の力も活用していくと、より確かな提案ができるようになりますよ。
2.占い師が作るパワーストーンの制作への想い
パワーストーンによって、違いがあることはわかってもらえたかと思います。
現在はブレスレットの作成を行っておりませんが、どういった経緯で作成するようになったのかをお伝えしますね。
なぜ占い師なのにパワーストーンを作るようになったのか?
占いで大切なのは「伝えること」ですが、本当の意味でお客様に変化を届けるには、「伝えたあと、どうサポートできるか」という部分だと思います。
そこで大きな役割を果たしてくれたのが、パワーストーンでした。
- 「この石を持ってから、迷わず動けるようになった」
- 「人との出会いが変わった気がする」
- 「願いが現実になった」
そんなお声をいただくたびに、パワーストーンが人に与えるエネルギーの力を実感しました。
私自身、言葉だけで伝えきれない「運の後押し」を、パワーストーンという形に託すことで、より深くクライアント様と繋がることができるようになったように感じています。
占い鑑定と制作に込める「想い」と「責任感」
パワーストーンは、占い師の「気」が乗ると言われています。
だからこそ、私はブレスレットを制作する際には、必ず以下のステップを大切にしています。
- クライアント様の願いを丁寧に聞き、無理な期待を持たせすぎない
- 占術に基づいた裏付けある石の選定を行う
- 最後に「この方が笑顔で人生を歩めるように」と祈りを込める
このように、ブレスレットを「商品」としてではなく、「お守り」として扱うことが私のスタイルであり、また占い師としての責任でもあると感じています。
パワーストーンの訴えが伝わるようになってきた
当時は、魔除けの要素が強いパワーストーンを身につけていた記憶があります。
この時は、お店のパワーストーンを見て、自分で組み合わせを指定して作ってもらっていました。
ある時、「石の声がわかるんだから、自分で作ってみたら?」と言われたんですが、声が聞こえるというよりも、感情が伝わってくるといった感じが近いですね。
単純に、好き・嫌いだけでなく、疲れているや苦しさなど、今でも自然と感じることはあります。
クライアント自身の状態とパワーストーンの感情を見ながら作成していました。
3.鑑定に基づくパワーストーン選びとは?四柱推命などから導く力
パワーストーンの感情がわかるからといって、それだけで選ぶことはありません。
身につける本人の生年月日もチェックした方が、よりその人にピッタリな組み合わせができるようになります。
生年月日・宿命から読み解く運気とパワーストーンの相性
占い師としてパワーストーンを選ぶとき、もっとも大切にしているのが「クライアントの宿命や運勢に合っているかどうか」という視点です。
たとえば、四柱推命であれば、その人の生年月日から「五行(木・火・土・金・水)」のバランスを読み取り、足りない要素を補ってくれる石を選びます。
火が不足している方には、カーネリアンやガーネットなどの赤系のパワーストーンを。
金が強すぎる方には、水晶やラピスラズリなどのパワーストーンを…というように、パワーストーンはエネルギーの調整役となってくれますよ。
占術の結果に基づいてパワーストーンを選定することで、ブレスレットはその人にとっての「運命を整えるカスタムメイド」となっていきます。
鑑定結果から導き出される石の選び方
鑑定後、具体的にどのパワーストーンを使うかを決めるときは、以下のような要素を組み合わせて判断します。
- 生年月日から見た宿命バランス(五行・星の巡り)
- 今現在の年運・月運(運気の流れ)
- クライアント様が抱えているテーマ(仕事、人間関係、恋愛など)
- 気質や性格傾向(内向的/外交的、地に足がついているかなど)
- パワーストーンとの相性
ここで重要なのは、「本人の希望」と「占い師の読み」をどうバランスを合わせるか?ということです。
例えば、「恋愛運を上げたい」と言っている人が、実は自己肯定感の低さや家族との未解決の関係を抱えている場合、「愛を引き寄せる石」だけでは本質的な解決にはなりません。
このような場合、私はまず癒し系のパワーストーン(アメジストなど)を組み込むことで、変化が出てきたらその時に必要なパワーストーンに変更する流れにすることがあります。
実際に起きた変化や引き寄せの事例紹介
実際に、パワーストーンをお渡しした方々からは、たくさんの変化の声をいただいています。
- 「職場での評価が上がり、昇進の話が舞い込んできた」
- 「なぜか周囲の人間関係が穏やかになって、笑顔で過ごせる時間が増えた」
- 「好きな人から急に連絡が来た」
これらの変化は、石そのものの力だけではなく、パワーストーンを通して行動や意識が変わった結果なんだと思います。
占い師は、クライアントの背中を押すきっかけを石に託し、変化を起こす流れをサポートする存在なのだと私は思っています。
4.願い別おすすめパワーストーン
人それぞれ、願望に合わせたパワーストーンを望まれるんですよね。
意味を重視することはありませんが、願望とパワーストーンの意味と組み合わせしやすかったものがあります。
恋愛・出会い・復縁を望む方におすすめのパワーストーン
恋愛に関するご相談は、占いの中でも非常に多いテーマのひとつなんですよね。
「好きな人と結ばれたい」「復縁したい」「良縁を引き寄せたい」…そんな願いに寄り添うパワーストーンには、次のようなものがあります。
- ローズクォーツ:恋愛運の定番。自分を愛することで、自然と良縁が引き寄せられる。
- インカローズ(ロードクロサイト):情熱的な恋愛・運命的な出会いをサポート。心の傷を癒し、新しい恋へ向かう力を与える。
- ムーンストーン:女性性・感受性を高め、復縁や縁結びに効果的。月のエネルギーで心のバランスも整う。
- アメジスト:不安や執着を手放す手助けをしてくれる。冷静な判断力も高まり、自分にとって本当に大切な相手を見極められるようになる。
恋愛の悩みには、感情や過去の傷も深く関わっているため、パワーストーンは願いを叶える道具というよりも、心の再生と整えを助ける存在として提案することが大切です。
金運・仕事運・成功を引き寄せたい方におすすめのパワーストーン
仕事運や金運を上げたいという願いは、「社会的に自立したい」「収入を安定させたい」という深い意志の表れでもありますよね。
その願いに応える石たちは、強さと集中力、そして現実的な行動力を支えてくれます。
- タイガーアイ:金運・商売繁盛の代表格。集中力を高め、決断力と実行力を与える。特に男性に人気。
- シトリン:ポジティブなエネルギーを循環させ、金運・仕事運・社交運に働きかける。
- ルチルクォーツ:金運とインスピレーションの石。目標に向かう力を高め、チャンスをつかみやすくなる。
これらの石は、ただ金銭や成功を引き寄せるのではなく、行動と意識の変化を促すためのエネルギー補助として用いると、より効果を感じられます。
願いを取り入れつつ、その人だけの組み合わせを大切にする
実際には「恋愛も仕事も良くしたい」「人間関係と金運、両方気になる」というように、願いが複数ある方もいらっしゃいます。
占い師としてブレスレットを作るときは、クライアント様の願いを丁寧に聞き取ったうえで、優先順位と現在のエネルギー状態を見極めるようにしています。
そして、必要に応じたパワーストーンをいくつか組み合わせ、全体のバランスを取りながら、オーダーメイドで仕上げていきましょう。
5.パワーストーンの浄化と長持ちさせるケア方法
パワーストーンは「生きたエネルギー体」とも言われ、日々あなたの代わりに負のエネルギーを受け取り、守ってくれています。
だからこそ、定期的な「浄化」と「ケア」がとても大切です。
浄化とは何か?なぜ必要なのか?
パワーストーンは、身につける人の感情や周囲の気の影響を受けています。
使い続けていると、
- なんとなく重く感じる
- 元気がなくなってきた
- 付ける気がしなくなった
など、パワーストーンから何かしらのサインが出てくることがあります。
それは、石が「お疲れ気味」になっている証拠であり、浄化のタイミングなんですよ。
浄化は、石のエネルギーをリセットし、再びあなたの願いに向かって力を発揮してもらうためのお清めのような儀式だと考えてくださいね。
自宅で浄化はできるの?
お店などでパワーストーンを購入した時は、自分で浄化する方法を教えてもらえることが多いです。
ですが、私が見ていると、水晶クラスターなどに乗せているだけで浄化できているようには見えないんですね。
ここに関しては、パワーストーンは素人が扱えるものではないので、こればかりは仕方がないのかもしれません。
なので、私が作成したブレスレットのみ、私の方で浄化を行うようにしていました。
パワーストーンを長持ちさせる日常の扱い方
浄化以外にも、日常的な扱いで気をつけておくと良いポイントをご紹介します。
- 水に弱い石もあるため、入浴・水仕事の際は外す(例:セレナイト、マラカイトなど)
- 直射日光に弱い石もある(例:アメジストは色褪せやすい)
- ゴムの劣化を防ぐため、高温多湿・直射日光を避けた場所に保管
- 身につけたら「ありがとう」と声をかけてあげることで、石の波動が安定する
天然石は「道具」ではなく、「パートナー」のようなものです。
丁寧に扱い、日々の感謝を忘れないことで、パワーストーンはあなたにより深く応えてくれるようになりますよ。
あなたにぴったりのパワーストーンと出会うために
「占い師が作るパワーストーンブレスレット」は、単なるアクセサリーではなく、あなたの心と未来に寄り添うエネルギーの道具です。
一人ひとりの悩みや願いは違いますよね。
だからこそ、石の選び方も、組み合わせも、誰一人として同じにはなりません。
石は、持ち主が行動する時に、一番そばでそっと背中を押してくれる存在です。
必要であれば、あなたにぴったりの石に出会うことはできますよ。
占い師として、パワーストーンを身に付けたいのであれば、この記事を参考に自分に必要なものを引き寄せてくださいね。