こんにちは。熊谷友見です。

占いをしたいのに、身近に道具がなくて困ってしまうことってありますよね。

そんなとき、便利な方法として「梅花心易」という占術があります。

この方法は、特別な占いの道具を必要とせず、時間や目に見えるもので簡単に占えるのが特徴です。

梅花心易は五行の相生・相剋などの組み合わせで、より深い分析をすることが可能なんですね。

興味がある方は、無料で利用できるアプリなどもあるので、参考にすると良いでしょう。

梅花心易とはどんな占いで、占いのやり方は?

梅花心易は、易占いの一分野であり、易占いの中でも一番新しい占術として注目されています。

易占いには周易、断易、そして梅花心易の3種類があり、梅花心易はその中で最も歴史の浅い占いとして知られています。

この占いの特徴は、特別な道具を必要とせずに行える点ですが、サイコロを使って易卦を出す方法や見たものや聞いたもので答えを出す方法も存在します。

梅花心易には、初心者でも気軽に試せる無料のアプリなどもあります。

また、最近では梅花心易に関連するブログも増えてきた印象ですね。

梅花心易のやり方に興味がある方は、サイコロを用いたやり方をおすすめしますが、何と言っても道具がなくても占えるというのが魅力的なのではないでしょうか。


サイコロを使うのも良いですが、本来の梅花心易は道具を使わなくても占いができるというのが最大のメリットだと思います。

梅花心易のやり方をご紹介しますね。

梅花心易のやり方は、大きく分けて2種類ある

梅花心易には、主に2種類のやり方があります。

「先天法(せんてんほう)」と「後天法(こうてんほう)」です。

梅花心易における中心的な占法は先天法であり、この方法をマスターすることで、多くの占いを的確に行うことができます。

具体的には、先天法では生年月日や時間を用いて、これを八卦に変換して吉凶を占います。

この方法は、初心者でも始めやすいのが特徴です。

一方、後天法では、日常で目にした出来事や聞いた情報を基に易卦に変換し、易卦の象意と絡めて読み解きます。

このアプローチは周易の六十四卦を覚えている必要がありますし、先天法とはまた違った解釈の仕方が求められます。

梅花心易をさらに深めたい方は、後天法も学ぶことで、状況にあった方法で易卦を出すことができますから、思考の柔軟性が必要に感じますね。

占いをする年月日時を易卦に変換する

占いをしたい質問があった瞬間の年月日時を使って計算をします。

この時、和暦や西暦はあまり重視しません。

年月日時から、3つの数字を割り出しをします。

最初に年・月・日のみを足し算して、8で割り切れなかった余った数字を出す

2023年3月15日午後3時30分に占いをしたくなったとします。

2023年は卯年です。十二支の子から何番目かを確認します。

卯は子から4番目になりますので、年は4とします。

月と日はそのままの数字を使いますので、3と15になります。

最初に、年と月と日を足し算します。この場合、4+3+15=22となります。

この合計が9以上の場合、8で割っていきます。割り切れなかった余った数字を使っていきます。

この場合は6が余った数字になります。この数字を覚えておいてください。

年・月・日・時を足し算して、8で割り切れなかった余った数字を出す

次に、時間を十二支に割り当てます。午後3時~午後5時までは申刻と表現します。

申は子から数えて9番目になります。この数字に先ほどの足した22の数字を足していきます。

22+9=31となります。この合計も9以上の場合、8で割っていきます。

この場合は7が余った数字になります。この数字も覚えておいてください。

年・月・日・時を足し算して、6で割り切れなかった余った数字を出す

上記に出た31の数字を使用します。

今度は31の数字を6で割っていきます。

この場合は1が余った数字になりますので、この数字も覚えておいてください。

3つの数字が出せたら、易卦に変えていく

3つの数字が出せましたので、この数字から易卦に変えていきます。

1つ目が6、2つ目が7、3つ目が1になりましたよね。

易卦を出すには、八卦である乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤のどれかを選択します。

八卦(はっけ、はっか)は、古代中国から伝わる易における8つの基本図像。すなわち、

☰(乾)
☱(兌)
☲(離)
☳(震)
☴(巽)
☵(坎)
☶(艮)
☷(坤)

の八つ。

卦は爻と呼ばれる記号を3つ組み合わた三爻によりできたものである。爻には⚊陽(剛)と⚋陰(柔)の2種類があり、組み合わせにより八卦ができる。なお八爻の順位は下から上で、下爻・中爻・上爻の順である。また八卦を2つずつ組み合わせることにより六十四卦が作られる。

八卦

1つ目の数字は上卦となり、6なので、6番目の☵(坎)になります。

2つ目の数字は下卦となり、7なので、7番目の☶(艮)になります。

上卦坎、下卦艮ですので、水山蹇(すいざんけん)という易卦が出ました。

全部で3種類の易卦を出していく

1種類の易卦を出すことができましたので、あと2種類の易卦を出していきます。

最後に出した3つ目の数字は、この水山蹇をどの部分を変えていくか?を表しています。

1は初爻を変爻させるため、水山蹇→水火既済(すいかきさい)という易卦を出すことができました。

これは之卦(しけ)と呼び、質問に対して最終結果を表す易卦となります。

次に互卦(ごけ)という易卦を出します。

最初に出した水山蹇の易卦から出していきます。

水山蹇の☵(坎)の上から2番目と3番目、☶(艮)の1番目を合わせると☲(離)になります。

水山蹇の☵(坎)の上から3番目、☶(艮)の1番目と2番目を合わせると☵(坎)になります。

互卦は火水未済の易卦となり、事の成り行きを表す易卦となります。

3種類の易卦で質問の答えを五行の相生・相剋で読み取っていく

出した3種類の易卦を出すことができました。

質問の回答を読み取っていく時は、上卦と下卦とそれぞれに五行を当てはめていきます。

五行の相生・相剋の関係で、質問に対しての吉凶を判断していきます。

梅花心易は、先天法の場合、易卦の意味を読み解きません。

最初に出た水山蹇の易卦は、周易では停滞を表す卦となるため、悪い意味で解釈することが多いと思います。

梅花心易で見ても、この場合は悩みで立ち止まっているとも取れますが、之卦が水火既済となり、後に悩みは良い方向へ向かうと解釈できます。

互卦の易卦は、八卦に変換しても、最初に出した水山蹇に影響がないため、特に大きな問題にはならないということがわかります。

易卦を出しても、八卦の関係性を見ていくため、八卦の五行がわかれば答えを出すことは難しくないですよ。

梅花心易を勉強したての頃にピタリと当てた出来事

私が梅花心易を勉強し始めた頃、まだそれほど解釈できるわけではないのですが、梅花心易で占いたくて仕方がなかったんですね。

その時、家で仕事の相談をされたのですが、「設置したカーポートの水漏れの原因がわからない」ということでした。

早速、梅花心易で占ったらこんな結果が出ました。

この時は、4種類の易卦を出したのですが、これを見て「柱が雨漏りの原因」と話したんですね。

ですが、「柱は違う、他に原因がある」と言われてしまいました。

それ以外にも、「家の玄関は家の中心から南東方面にあり、道路から玄関は少し斜めに傾斜が出来ている」と話したのですが、実際の現場を見ていないので不明とのことでした。

後日、現場を見に行ったら、話した通りの家だったそうです。

この時は雨漏りの原因は結局わからず、雨漏りが起きそうなところを修理して終わったそうですが、後日、この時の職人さんに会った時に「柱の長さをちょっと変えたんだよね」と言われたそうです。

この長さを変えたことが原因で、おそらく雨漏りがしていた可能性が高いということがようやくわかったとのことでした。

写真に記載している日にちは、原因がわかる日にちとして書いていましたが、答えがわかってからの具体的な日にちは忘れてしまいました(笑)

ですが、記載している日にちに近かったんじゃないかと思います。

梅花心易のやり方がわかると、道具がなくても占えるからとても便利

梅花心易のやり方がわかると、手元に道具がなかったとしても便利に使うことができます。

紙とペンがあれば見やすく書けるのですが、なくてもスマホのメモ帳などの機能を使えば、自由に書き込みができますよね。

道具がなくても占えるという部分は、占い師にとってはとても便利なツールだと思います。

後天法では易卦の意味合いも必要になってくるので、覚えるポイントは増えてきますが、先天法が一般的に使われていることが多いため、これだけでも十分ではないでしょうか。

梅花心易をもっと知りたい!という私と同じマニアックな方がいらしたら、ぜひこちらの本を読んで学んでくださいね!

最後に

梅花心易のやり方についてご紹介しました。

易占い自体は難しいと思われがちで、占い師でさえも敬遠されがちな占術でもあるんですよね。

でも、ポイントを知ってしまえば、梅花心易はそれほど難しいものではないので、私の中でも易占いの中でも比較的やりやすい印象でした。

深く追及すると、奥深いものはありますので、まずは梅花心易を詳しく知りたい方は本を読むところから始めてみてくださいね。

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