こんにちは。熊谷友見です。

「なぜか最近、眠りが浅い」「家にいるのに疲れが取れない」

そんなとき、風水の観点から“絶命方位”が影響しているかもしれません。

風水では、人それぞれにとって「相性の悪い方位」があり、その中でも特に強く注意が必要とされるのが“絶命方位”です。

もしもこの方位に寝室があると、健康運や人間関係、さらには仕事運にも悪影響を及ぼすことがあるといわれています。

この記事では、風水初心者の方や、これから占い師として学び始めた方に向けて、「絶命方位とは何か?」「どう対策をすればいいのか?」を解説します。

また、風水の中でも重要な化殺(かさつ)の方法についても、実際の対策アイテムや活用法を交えてご紹介します。

風水を学ぶ方にとって欠かせない知識を、今日からあなたの占いに役立ててください。

1.まず知っておきたい「絶命方位」とは?

風水では一番良くないとされている絶命方位について解説します。

1-1. 絶命方位って何?風水での意味と基本知識

風水には「吉方位」と「凶方位」があり、人それぞれにとって相性の良い方位と悪い方位が存在します。

なかでも「絶命方位(ぜつめいほうい)」は、その人にとって最も強い悪影響をもたらす凶方位とされています。

この「絶命方位」は、個人の「本命卦(ほんめいけ)」によって決まり、健康面・人間関係・仕事運などに悪い影響を与えることがあると考えられています。

特にその方位に寝室や玄関など重要な場所があると、知らないうちに運気を下げてしまっていることも。

初心者の占い師としては、まず「絶命方位」の意味と仕組みを理解しておくことが大切です。

自分自身だけでなく、相談者の鑑定にも大いに役立ちますよ。

1-2. 絶命方位に寝室があるとどうなる?運気と健康のリスク

寝室は、一日のうちで最も長く滞在する場所のひとつです。

その寝室が絶命方位にある場合、気づかないうちに悪影響を受けやすくなります。

具体的には次のようなことが起こりやすくなります。

  • 睡眠の質が悪くなる、寝ても疲れが取れない
  • 慢性的な体調不良(頭痛・肩こり・不眠など)
  • 気分の落ち込みや不安感が強くなる
  • 運気が全体的に停滞する
  • 人間関係のトラブルや仕事のミスが増える

もちろん、すべてが風水のせいではありませんが、こうした状態が長く続いているなら、一度絶命方位の影響かどうかを疑ってみる価値はあります。

1-3. 家族や仕事にも影響が出る?身近な事例で学ぶ

絶命方位の悪影響は、個人だけでなく、家庭や職場にも波及することがあります。

たとえば、あるお客様の事例では、寝室が絶命方位にあり、家族とのコミュニケーションがうまくいかず、夫婦関係に亀裂が入っていたというケースがありました。

また、仕事でミスが続いたり、集中力が続かないなど、パフォーマンスの低下を感じる人も少なくありません。

こうした現象は一見「自分のせい」と感じてしまいがちですが、実は住環境の方位バランスが影響していることもあるのです。

2.「化殺風水」で運気ダウンを防ぐには

風水で悪いと判断されれば、化殺を行う必要があります。

この化殺について解説しますね。

2-1. 化殺とは?風水で使われる邪気対策の考え方

風水には、「殺気(さっき)」と呼ばれる悪いエネルギーを中和・緩和するための考え方があります。

それが「化殺(かさつ)」です。

「化(けす)」は“変える”や“和らげる”という意味で、「殺」は“殺気”つまり悪影響をもたらす気のこと。

つまり、化殺とは「悪い気を和らげて、良い気に変える風水のテクニック」なのです。

占い師にとってこの考え方は非常に重要で、相談者の住まいや部屋の環境を改善するアドバイスをする際に、大きな武器になります。

2-2. 化殺エネルギーの意味と使い方

化殺風水では、「形」「色」「素材」「配置」などを工夫することで空間の気の流れを調整し、凶作用を軽減します。

たとえば、

  • 鏡や観葉植物を使って邪気の流れを跳ね返す
  • 五行(木火土金水)のバランスを取り入れて調整する
  • 暗い場所に明るい照明を置いて気を動かす

といった方法があります。

こうした工夫は、道具やアイテムに頼るだけではなく、「気の流れを意識した空間作り」によっても実現できます。

風水アイテムはあくまでサポートであり、本質は「どう気の流れを整えるか」です。

2-3. 五行を使った化殺法と日常への取り入れ方

化殺には、「五行(ごぎょう)」の理論を使う方法もあります。

五行とは「木・火・土・金・水」の五つの要素で、すべての自然や人間関係に影響を与えているという中国思想の基本です。

たとえば、

  • 金が強すぎる場所には「火(赤・キャンドル)」を使ってバランスを取る
  • 水の影響が強い場合は「土(陶器など)」で吸収する
  • 木が過剰なときは「金(金属アイテム)」で抑える

というように、「相剋(そうこく)」という関係を使ってバランスを調整します。

初心者占い師の方は、まずは五行の意味をしっかり覚え、色・素材・形などを使った簡単な化殺から始めると良いでしょう。

これにより、絶命方位のリスクを和らげる実践的なアドバイスができるようになります。

3.絶命方位にある部屋の対策とアイテム選び

絶命方位に寝室やリビングなどがあった場合、対策する必要があります。

3-1. 絶命方位におすすめの化殺アイテムまとめ

絶命方位に寝室やリビングなどの主要な部屋がある場合、引っ越しや間取り変更がすぐにできないこともあります。

そんなときに役立つのが、「化殺アイテム」を使った風水対策です。

代表的な化殺アイテムには以下のようなものがあります。

  • 八卦鏡(はっけきょう):邪気を跳ね返す代表的アイテム。玄関や部屋の外に向けて使用。
  • 水晶・クラスター:空間の浄化や気の安定に有効。絶命方位に置いて気の乱れを整える。
  • 観葉植物:生命力を象徴し、自然の気で空間をリフレッシュ。
  • 風水銅鈴:滞った気を動かすのに役立つ。金属で鳴らす音が重要。
  • 風水アイテム:部屋や起きている現象によって、それに適したアイテムで調整。

どのアイテムを選ぶかは、本命卦や方位の五行との相性を考慮するのがベストです。

初心者のうちは「手軽に手に入れられる」アイテムを意識して選ぶと良いかと思います。

3-2. ワンルームや引っ越しのときのポイント

ワンルームや賃貸物件では、自分で部屋の方位を大きく変えることはできません。

そのため「部分的な化殺対策」が重要になります。

ここでは、狭い空間でもできる対策を紹介します。

  • ベッドや枕の向きを調整する:方位を変えるだけで気の流れが変わります。絶命方位を避ける配置が理想です。
  • 絶命方位の壁にミラーや装飾を加える:気の流れを変え、圧を分散します。
  • 明るさの調整:暗い場所は邪気がこもりやすいため、絶命方位に照明や間接光を加えると効果的です。
  • 玄関との関係を見る:玄関から気が入ってくるため、入り口が絶命方位になっていないかも確認を。

また、新しく部屋を選ぶときは、自分の本命卦から見た絶命方位に主要スペースが重ならないように注意することが理想です。

できれば、寝室やデスクスペースが吉方位に来るような間取りがベストです。

4.本命卦で見る!自分にとっての絶命方位と対策法

必ずチェックしてもらいたいのは、自分の本命卦が何か?ということです。

それによって、部屋の配置が決まりますから、ここは確認できるようにしておきましょう。

4-1. 自分の「本命卦」の調べ方と方位の見方

風水において「絶命方位」を判断するには、自分自身の「本命卦(ほんめいけ)」を知ることが第一歩です。

本命卦は、生まれ年と性別によって決まり、個人ごとに吉凶の方位が異なります。

本命卦の調べ方(八宅風水の基本)

たとえば:

  • 男性:1974年生まれ → 本命卦「艮(ごん)」
  • 女性:1974年生まれ → 本命卦「兌(だ)」

これにより、その人の吉方位(生気・延年・天医・伏位)と凶方位(絶命・五鬼・六殺・禍害)が決まります。

初心者占い師の方は、クライアントの生年月日と性別から本命卦を導き出し、その人にとっての絶命方位を特定できるようになると、より精度の高いアドバイスが可能になりますよ。

4-2. 絶命方位の違いとカスタマイズ対策

「絶命方位」は、人によってまったく異なります。

たとえば同じ間取りでも、ある人にとっては「健康運を落とす絶命方位」でも、別の人には「金運を高める生気方位」になることもあるのです。

例)本命卦による絶命方位の一例

  • 坎(かん)の人 → 絶命方位は「西南」
  • 震(しん)の人 → 絶命方位は「西」
  • 離(り)の人 → 絶命方位は「北西」

このように個人差があるため、「絶命方位だから悪い」と一括りにするのではなく、その人に合った対策をカスタマイズする視点が大切です。

5.体験談とよくある質問で理解を深めよう!

実際に、風水対策をすることで、変化があった方もたくさんいらっしゃいますよ。

5-1. 実際にあった!化殺風水で変わった事例集

風水の効果は、理論だけでなく「実際にどう変わったか」という体験談から学ぶのが非常に有効です。

ここでは、占い師や一般の相談者から寄せられた「絶命方位×化殺対策」のリアルな声を紹介します。

事例①:絶命方位に寝室があり、健康不調が続いた40代女性

寝室の方位を見直し、枕の向きと照明の配置を調整。

観葉植物を追加したところ、慢性的な頭痛と不眠が改善し、表情が明るくなったと家族に言われるように。

事例②:玄関が絶命方位にあった30代男性

八卦鏡と銅鈴を取り入れ、玄関マットを五行で補う色(赤)に変更。

2カ月後、停滞していた転職活動が一気に進展し、希望通りの職に就くことができた。

事例③:ワンルーム住まいの大学生

部屋全体が絶命方位に近い構造だったため、ベッドの配置とカーテンの色を調整。

部屋の中央にクリスタルを置き、就職活動に集中できる環境を作ったところ、第一志望に内定。

こうした体験談からも、「絶命方位があるから不幸になる」のではなく、「対策すれば十分に改善できる」ことが分かります。

5-2. よくある質問と占い師としての答え方

初心者の占い師が相談を受ける中で、特によくある質問をまとめてみました。

Q:絶命方位に寝室があるのですが、引っ越さないとダメですか?
A:引っ越しは最終手段です。まずはベッドの位置や枕の向きを変え、観葉植物や照明で気を整えることから始めましょう。

Q:化殺アイテムって、全部揃えないと効果が出ませんか?
A:必ずしもそうではありません。今の状態に合ったアイテムを一つずつ取り入れ、様子を見ながら調整するのが効果的です。

Q:方位の判断がよく分かりません。方位磁石で合ってますか?
A:スマホのコンパスアプリでも簡易的には測れます。ただし、より正確に判断したい場合は、風水師に依頼するのが確実です。

このように、質問に対して「今すぐできる実践的な提案」をセットで伝えると、相談者からの信頼が高まりますよ。

5-3. 口コミ・レビュー・失敗談から学ぶポイント

化殺アイテムや方位調整の体験には、成功例ばかりでなく「うまくいかなかったケース」も存在します。

占い師としては、そうした声からも学ぶことが重要です。

よくある失敗例

  • 効果のありそうなアイテムをたくさん置きすぎて、逆に空間が乱れた
  • 自分の本命卦と相性の悪い五行カラーを使ってしまった
  • 方位を間違えて、凶方位の対策が吉方位に悪影響を与えた

こうした失敗を防ぐためには、

  • 「シンプルに一つずつ改善する」
  • 「本命卦や五行との相性を確認する」
  • 「相談者の生活に無理のない提案をする」

この3つがポイントです。

絶命方位だけでなく、何をしても改善がされないということであれば、磁場が大きく乱れている場合があります。

まとめ:絶命方位も知れば怖くない。化殺風水で心地よい空間を

風水における「絶命方位」は確かに強い凶方位ですが、正しい知識と化殺の工夫によって、その影響はやわらげることができます。

占い師として大切なのは、恐れを煽るのではなく、現実的で前向きな改善策を伝えること。

そのためにも、本命卦、五行、アイテム、方位の基礎知識をしっかり身につけ、相談者一人ひとりに合ったアドバイスを届けていきましょう。

占い師になる方法や占い師になりたい人の悩みを解決

副業や本業で占い師になりたい方、占い師でなくても自分の運気を上げたい方のためのアドバイスをしています。

  • 好きな占いで仕事がしてみたい
  • 手に職を付けたい
  • 占い師という仕事が自分に向いているか知りたい
  • 占い師でお金を稼ぎたい
  • うまくいっていない状態を改善したい

など、占い師としての仕事を考えている方の悩みや、運気を上げるための開運方法などをお伝えしています。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事