こんにちは。熊谷友見です。
占いのカテゴリーの中でも、風水は有名なジャンルの一つ。
ですが、本屋さんなどに行くと、たくさんの風水に関連する本が掲載されていて、正直どれを参考にしたらよいかわからないというのが実情ではないでしょうか。
私が風水を学んでいない頃は、読みやすそうな本を見て数冊購入した記憶があります。
今は、伝統的な風水を学んだことで、本屋で見ていた風水が違う観点のものだということがわかりました。
おすすめする風水の本とその理由についてお伝えします。
目次
伝統的風水とは何か?
伝統的風水と聞くと、難しそうなイメージがあると思います。
もちろん、普段聞かない単語が多いため、難しいと感じてもおかしくありません。
伝統的風水というのは間取りだけでなく、地理や環境、建物の形状など幅広い範囲が対象となっています。
どんな土地に住むのか、どんな建物に住むのかで、私たちの運気の20%が影響すると考えられています。
そんな伝統的風水を学ぶのなら、この「風水の教科書」がおすすめ!
イラストや写真がたくさん掲載されていて、初心者でもわかりやすく表現されていますよ。
家相と風水の違いは?
今の日本では、家相も風水と同じような扱いとされており、その違いすらわからない人もたくさんいらっしゃいます。
家相と風水では、基準にする判断の概念がそもそも違っているんですよね。
家相と風水の違いを比較してみたいと思います。
家相は鬼門を嫌うが、風水には鬼門の概念がない
「鬼門・裏鬼門」という言葉を聞いたことはありませんか?
一般的に家を建てる時や、探している時など、特に日本では鬼門を意識して忌み嫌う傾向があります。
伝統的風水の観点からすると、鬼門・裏鬼門の概念はありません。
玄関の位置が鬼門・裏鬼門になっていたとしても、悪いという判断はしないんですよ。
家相は家や間取りの形を重要視するが、風水は家だけでなく家の周りの環境も見る
家相は、特に家の形や間取りを重要視している傾向が強いです。
それが家の運気に影響することもあるので全く無視できないのですが、風水は間取りだけでなく、家の周りの環境も含めて見ていきますので、間取りだけで良し悪しを決めることはありません。
家相では、ベランダも含めて間取りの吉凶を考えますが、風水ではベランダ部分を建物に含めないことが多いんですね。
家の中心が、気学と風水では変わる場合も出てきますので、注意が必要です。
方位の範囲は家相と風水では大きさが変わる
家の中心から見て、それぞれの方位を割り出すところは、家相も風水も同じです。
ですが、方位の範囲は家相と風水では全く違ってきます。
家相は気学を中心に考えるため、東西南北は30度、その他の方位を60度で方位の範囲を出します。
風水は、八方位をすべて45度の範囲で判断しますので、見る場所によっては方位が変わってくることがありますよ。
方位に関する吉凶の判断の解釈は全く違う
家相では、東や東南など、日が昇る方位を吉方位としているケースが多いです。
日本の住宅では、家の中心から見て東南方位が玄関になっている家が割合的に多くなっていますよね。
風水の場合は、築年数や建物の向きなどで家の吉凶を判断していくので、東南方位の玄関が吉方位として見ることはありません。
むしろ、東南方位以外の玄関の方が吉方位として見ることもあります。
私の家は西に玄関がありますが、財運に吉の家になっていますよ。
住む人の九星も家相と風水では解釈が違う
家の良し悪しを見る時に、必ず住む人の生年月日というのは確認します。
気学の要素が家相には入っているので、生まれた年が同じであれば、九星も男女同じとして見ることになります。
風水の場合は、本命卦というのを出していくため、生まれた年が同じであっても、性別によって変わってきます。
本命卦の特徴によって、部屋の配置も考慮した方が良いケースもありますので、詳しく判断できるようになります。
伝統的風水は、らん頭風水と理気風水で判断するためより詳しい判断が可能
伝統的風水は、主にらん頭と理気にわかれ、らん頭は住宅などの建物の形から判断をし、理気は方位や時間から判断します。
理気というのは、主に玄空飛星(げんくうひせい)と呼ばれ、この伝統的風水を学んでいる風水師は、必ず理気を使っています。
風水は、理気だけではなく、目に見えるらん頭も必ず考慮しなければいけませんが、専門書でも理気の解説を中心に書かれているものが多いんですね。
先程紹介した風水の教科書では、らん頭の判断をするための写真がとてもたくさん掲載されていますから、この本を持っているだけでものすごく参考になります。
私が持っている書籍や資料の中でも、らん頭に関しての部分はダントツの量の多さなんですよ。
以前、こちらの本のみの販売をされていましたが、現在は玄空飛星羅盤シート(これは超便利!)もセットになっているのでとてもお得です。
風水を勉強したら、まず最初に自分の家がどうなのか?って気になりますし、こちらの本の著者である齊藤先生は二級建築士の資格も持っていますので、風水だけでなく建築に関しても詳しい先生です。
風水師は、建築のことを知らない人も多いですから、安心して相談できますよね。
最後に
私がおすすめする風水の本をご紹介しました。
齊藤先生は長年風水の研究もされていますから、風水に関する知識は驚くほど。
実際、建築士の仕事をされている方は、風水の知識を持っていないことが多いため、風水師と建築士と意見が分かれることもあるそうです。
風水と建築、両方の知識と経験がある先生なら、家を建てたい時にはとても心強いと思います。
その基本知識である風水の勉強は、この本で学ぶことができますから、ぜひ気になっている人は参考にしてみてくださいね。