こんにちは。熊谷友見です。

東洋占術の勉強には、必ず必須になる「万年暦」。

たくさん種類があるので、それぞれ慣れるまでに時間がかかる場合もあります。

それぞれの万年暦には、微妙な違いはありますが、基本的な使い方というのは同じだと思ってもらっても間違いではありません。

今回は、万年暦の使い方についてご紹介したいと思います。

万年暦には種類があり、使う占術によって使い勝手が変わる

万年暦というのは、いくつか種類があるので、正直どれが使いやすいか?というのは、最初の頃は迷ってしまいますよね。

市販で販売されている占いの本などには、巻末に万年暦が掲載されているものがありますが、対面鑑定などお客さんがいる前ではさすがに使えないです。

プロの占い師が使う万年暦はたくさんありますが、手に取って選ぶというのがなかなか難しいのが現状です。

長い期間使用するものなので、慎重に選びたいですよね。

どの占いの勉強をしているかによって、使用する万年暦を選ぶのが良いかと思います。

万年暦の使い方は?見方のポイントを紹介

私が普段使用している万年暦は、天象学会の万年暦になります。

一番最初にこちらを使い始めたのですが、今でもこちらが使いやすくて愛用しています。

他の万年暦も使用していましたが、見づらく感じてしまったんですよね。

一番最初に使う万年暦は、長く使う傾向が強いイメージがありますが、この万年暦はたくさんのプロの占い師が使用しているものなので、値段は高いですが、買っても損はないと思います。

こちらの万年暦の使い方のポイントを紹介しますね。

九星盤が掲載されているので、九星気学を勉強している人でも使いやすい

こちらの万年暦の特徴は、年と月の九星盤が掲載されています。

九星気学を勉強されている方は、年や月の吉方位を見るために九星盤が必須になるんですよね。

私が持っている万年暦で、九星盤が掲載されているのはこの万年暦だけになります。

九星盤は風水でも使用することがあるので、この万年暦は九星気学だけでなく、風水を勉強されている方でも使いやすいかと思います。

九星盤だけでなく、年・月・日の九星も記載されている

九星盤が掲載されている万年暦は珍しいのですが、年・月・日の九星も記載されています。

なので、今月はどの九星が中宮になるのかもわかりますし、日にちの部分にも九星の数字が掲載されているのでとても便利です。

年・月・日と吉方位をチェックするのに、九星盤と合わせてチェックすることができますよ。

1年の初めは二十四節気の節入りを基準に掲載されている

現在、1年の初めは新暦の1月1日が一般的な暦とされています。

ですが東洋占術の場合、1年の初めは二十四節気の節入りである立春で見ることが多いので、2月4日以降(時々変わる場合がありますが、ほとんどは2月4日)が1年の始まりになるんですよね。

こちらの万年暦は、新暦の2月から記載されており、節入りの立春を基準に掲載されています。

占いの勉強をし始めたばかりの方は、間違えやすい部分でもありますので、注意が必要です。

ですが、慣れてくると2月から始まる万年暦の方がとても見やすくなりますよ。

曜日の掲載もあるので、過去や未来の曜日も簡単にわかる

日にちの部分を見ると、その日の曜日が掲載されています。

過去や未来の日にちが何曜日になるのかも、簡単に調べることができるんですよね。

干支の記載があるものがほとんどですが、曜日の記載があるものは、私は見たことがありません。

私の誕生日は金曜日だったということもすぐにわかったので、使用頻度は少ないかもしれませんが、曜日がわかる万年暦は珍しいです。

使う人には重宝する!納音五行も掲載されている

私が勉強した流派の四柱推命などではあまり使いませんが、流派によっては納音五行をチェックするところもあるようです。

納音五行は、記載されている万年暦は少ないですし、掲載されているのを見たことがないので、納音五行を使う人にはポイントが高い万年暦だと思います。

1年ごとに出版される風水師が使用する暦があるのですが、こちらには納音五行の記載はありますが、万年暦では重要視されていないのかもしれませんね。

神殺の記載もあるので、四柱推命を学んでいる人には使いやすい

四柱推命には、いくつか流派がありますが、中には神殺を使用する流派があります。

私も神殺をチェックするので、記載されている万年暦はとても重宝します。

神殺の意味などの記載はありませんが、生年月日の干支でどの神殺が該当するかがわかるので、神殺を使用する流派であればこの万年暦は使いやすいのではないでしょうか。

易占いや他の占術で使うものの掲載はほとんどない

この万年暦は、四柱推命や九星気学を学んでいる人には向いているものですが、易占いや他の占術に関しての詳細は記載されていません。

唯一掲載されているのは、易卦の種類だけなので、六十四卦と八卦の記載のみで、参考になるものではないです。

すべての占術に必要なものを掲載できるわけではありませんので、自分がメインで使用する占術でまとまっている万年暦があればそちらのが良いかもしれませんね。

できれば掲載してほしい!四柱推命で使用する均時差

四柱推命は、生年月日時を必要とする占いになります。

生年月日までは知っている人は多いですが、時間になるとわからない方は多いです。

ですが、時間を聞く際には、生まれた時間と場所を聞くことがあります。

生まれた場所によって、日本国内でも時差というのがあるため、その時差を修正する必要があるんですよね。

日本の基準となる場所は兵庫県明石市です。

明石市から離れれば離れるほど、時間の誤差が発生するため、誤差の分の時間を計算していきます。

名古屋市ではおおよそ7分ほど誤差があり、時間が分かる時にはその誤差を調整します。

おおまかでもいいので、均時差表などがあると便利だなって思います。

実際に万年暦を使用している人から使い勝手を聞いてみる

独学で勉強している人は難しいかもしれませんが、どこかの教室で占いを勉強されているなら、実際に使っている人から聞ける環境であれば聞いてみた方が良いかと思います。

実際に使ってみなければ、良い部分と悪い部分がわかるため、自分にとって使い勝手が良いのかどうかも判断できますよね。

万年暦は、急いで購入しなければいけないものではありませんし、ネットであれば自分で購入することができるものなので、高いものを購入した後に使い勝手が悪かったと後悔したらもったいないです。

私は現在、最初に購入した万年暦を現在も使用していますが、別の先生から勧められた万年暦も購入し、見づらかったため使用していませんが、使わないなら買わなくてもよかったなと感じています。

最後に

万年暦なんてどれも同じでは?と思いがちですが、メインの日にちの部分は同じであっても、それぞれ違う特徴があります。

現在何を勉強しているか、今後何を学びたいかによって、購入する万年暦を考えた方が長く使用できます。

万年暦は、使い方一つでも便利さはかなり変わってきますので、収集マニアでなければ、何冊か持っていたとしても必要になるものではありません。

東洋占術を学ぶ人にとっては、占いをする際には欠かせない専用の道具の一つです。

現在はアプリなどもありますが、出先などでちょっと調べたいという程度で使うには良いかもしれませんが、メインで使用する万年暦としてはおすすめしません。

書店で購入できない、専門書みたいなものを持っているだけでも、占い師っぽさを演出することができますよ。

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