こんにちは。熊谷友見です。
「四柱推命の当たる確率はどのくらいですか?」「占いって当たりますか?」
占い師として仕事をしていると、よくこういったことを聞かれます。
占いというのは、当たる当たらないの二極論だけの話ではありません。
私が個人的に感じる四柱推命の当たる確率に関して、占いを仕事に考えているなら向き合う必要のあるテーマだと思います。
目次
四柱推命で当たる確率ってどのくらい?
四柱推命を含め、占いで当たる確率というのは、ぶっちゃけ100%というのはあり得ません。
個人的な感覚で言うと、占いとしての確率は、肌感覚として80~90%ほどなのではないかと思っています。
これは、あくまでも四柱推命という占いの確率としての見方で、占い師が占てる確率ではないです。
四柱推命など、占いの勉強をしてその後に実践を経験することで、占いの当たる確率は上がってくるんですが、経験値が浅い段階では当たる確率が低くなりやすいです。
勉強を始めてから、経験値を上げるまでにそれぞれの占い師には差がありますから、見てもらう占い師によって当たる確率というのは変わってきます。
ですが、お客さんが求めるのは「100%当たる占い」であって、「80~90%当たる占い」はあまり求めていない傾向があります。
一人の人間が行う占いに関して、機械以上の完璧さを求めるという理不尽さが、実は占いには付きまとっているのが現状です。
不思議と天気予報は外れても理解されますが、占いが外れると理解されないものなんですよね。
私は、「当たりますか?」という質問や、エンタメのイメージから手軽に占ってもらえると思っている人も多いので、基本的には「占いは当たりませんよ」と答えるようにしています(笑)
四柱推命を含め、占い師が占いを100%当たると伝えたくなる理由
私は面倒な性格のため、わざと当たりませんと言ってしまう派ですが、占い師によっては「当たります」と伝えている方もいます。
このことに関しては、占いに否定的ではなく、私がプライベートで占いたくない時によく使う常套句だと思ってください(笑)
私自身、占いが当たらないとは思っていませんが、占い師の考え方によって分かれてくると思います。
占い師が占いを当たると伝えたくなる理由というのがあるので、自分が占いに関して感じることを答えれば良いかもしれませんね。
統計学だから当たると思っている
四柱推命を勉強していると、色んな流派というのが存在します。
干支を読み解くというのは同じですが、細かい決め事などがそれぞれの流派にあり、見るポイントは違っていても相手の特徴を捉えることができます。
占い師の中で、「四柱推命は統計学です」と自信を持って言っている人がいますが、これは間違いです。
よく考えればわかることですが、統計を取って四柱推命の占いが確定できたわけではありません。
もし、鑑定してもらう占い師が統計学と言っていたら、教わった先生も含め、占いに関して勉強不足だと思っても間違いではありません。
四柱推命は、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」で有名な易教の一部分を応用して作られたものなんですよ。
占いのお客さんを呼び込むため
占い師は、どんなやり方で占いをしているかによっては、自分でお客さんを呼び込まなくてはいけません。
ショッピングモールなどのお店の一角で、占いをしている占い師さんはたくさんいらっしゃいます。
私も経験がありますが、お客さんを呼び込むための営業トークとして、「当たりますよ」と言っているケースもあるんですよね。
当時はショッピングモールではありませんでしたが、占い師になって間もない頃にイベントスペースで占いをしていた時、そこのオーナーから、歩いているお客さんに無理やり声掛けさせられた記憶があります。
当たると伝える方が、何となく占ってもらおうかな?という気持ちにもなりますので、状況に応じて声掛けをする占い師さんがいるのも事実です。
占い師がまだ占いができない時に、占いが当たった経験がある
占いの勉強をする理由の一つとして、占い師に見てもらった時に、四柱推命などで自分のことが当たっていたという経験をしたというケースがあります。
私の場合、占ってもらった経験はありますが、どちらかというと当たる当たらないのは半々な感じでしたが、占いで当たったから占いの勉強をしたいと思って占いを始めた方もいます。
不思議と私の生年月日を四柱推命で占った時、向いている仕事に関して、占い師とピンポイントで当てられた人はいませんでしたが、似たような仕事としての表現をされた方はいらっしゃいました。
自分が当たった経験があると、占い師になった時でも当たると言いたくなるのかもしれませんね。
困っている人を助けたい気持ちが強い
占い師というのは、悩みを聞いて解決するためのアドバイスをすることから、人助けをしているイメージを持っている人もいます。
その気持ちは悪くないと思いますし、目標を持っていることの方が良いかと思います。
四柱推命が100%当たるということが前提なら、占いを理解していれば、解決する道筋ができると思われやすいです。
ですが、人助けだと思っていたのにもかかわらず、自分が思い描いていたイメージと違っていた場合、占い師という仕事が長く続けられないことにも繋がってしまいます。
理想と現実のギャップも少なからずありますから、人助けの気持ちだけでなく、自分の心のバランスを整える必要性も出てきます。
副業で占い師になろうと思った
昨今の副業ブームで、占い師になりたいと思って勉強を始めている方は増えている印象があります。
人を占ってお金をもらうまでは、ある程度の期間はかかるので、今すぐにというわけにはいきません。
私も最初の頃は、早く人を占うことができるくらいになりたいと思っていたので、勉強を始めたばかりの頃は焦っていたのを覚えています。
四柱推命などの占いは習得するまでに長期間かかるため、数秘術やタロットなどであれば、比較的短期間で習得が可能な占いだと思いますよ。
副業で占いを仕事にするのであれば、お客さんを集めるために当たる確率が高いと伝える人もいますね。
占いに対する自分のスタンスで、四柱推命の当たる確率を伝えれば良い
四柱推命など占いの当たる確率というのは、正確な数字を出すことは現実的には不可能だと思います。
ですが、自分が占いの勉強をして、実践を繰り返すことで、肌感覚でこのくらいかな?というのはわかってきます。
一つ言えることは、当たる当たらないだけで占いの良し悪しを決めることができないということ。
100%当たるというのは言い過ぎだと思いますが、自分がどの部分が当たっていたと感じたのかを素直に伝えれば良いのではないでしょうか。
最後に
四柱推命など、占いが当たる当たらないというのは、常に言われ続けていることでもあります。
占いが0%か100%かの二極だけで話をする人は、違和感を感じないのか?と疑問に思うくらいです。
100%にはならなくても、勉強をし続けることで100%に近づける努力はできると思います。
四柱推命を勉強している人なら、当たる確率を上げていくことを目的にしていくのも良いかもしれませんね。