こんにちは。熊谷友見です。
タロット占いは、古くから未来を占ったり、現状の分析とアドバイスのために利用されてきました。
タロットカードには多くの種類とスプレッド(カードの並べ方)が存在していて、それぞれの意味と目的があります。
この記事では、タロットカードの種類とスプレットについて、初心者向けに詳しく解説します。
目次
タロット占いをする前に種類を把握しよう
タロットカードには、さまざまな種類が存在していて、初心者向けから上級者向けまで、それぞれ特徴があります。
タロットカードをたくさん持っている占い師もいますし、私のように最初のタロットカードを使い続けている占い師など、様々だと思います。
まずは、タロットカードの種類には何があるのかをご紹介しますね。
タロットカードの大きさに種類がある
タロットカードの大きさは、1種類だけではなく、大きさに種類があります。
主に以下の3種類になります。
- レギュラー 120×70㎜
- ポケット 89×57㎜
- ミニチュア 80×44㎜
私は一番最初に購入したのはポケットサイズですが、占い館などで仕事をしている占い師は、対面で行うためにレギュラーサイズを使用しているケースが多いようです。
これからタロットカードを決めたい!というのであれば、こちらの記事を参考にしてくださいね。
タロットカードの基本!大アルカナと小アルカナ
タロットカードは、大アルカナと小アルカナに分かれています。
大アルカナには22枚のカードで構成されていて、人生の重要な変化を表します。
これに対し、小アルカナは56枚のカードで構成されていて、小さな日常的な出来事や状況を表します。
大アルカナは、たとえば「愚者」や「恋人」といったカードがあり、大きな決断や人生の転機を示すカードになります。
小アルカナは、スートによって分けられ、ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの4種類があります。
それぞれのスートは異なる要素や人生の側面を表現していて、質問の内容に合わせて読み解くことで、より具体的なアドバイスを教えてくれますよ。
タロットカードの種類は主に3種類ある
タロットカードには、3種類のカードが存在しています。
- ライダー・ウェイト版タロット
- マルセイユ版タロット
- トート・タロット
ライダー・ウエイト版
初心者向けのタロットカードは、ライダー・ウエイト版と言われていて、書籍などでもタロット占いの基本としてこちらのウエイト版で掲載されていることがほとんどです。
私が最初に購入したタロットカードはこのウエイト版で、独学でタロット占いをできるようになろうと思い、一緒に購入した本と同じ絵柄にした記憶があります。
カードには、数字やカードの名称も記載されていることから、初心者でもタロット占いを習得しやすいということなんだと思います。
マルセイユ版タロット
こちらのマルセイユ版タロットは、中級者~上級者向けといったタロットカードで、カードの名称などの記載はなく、数字と絵柄のみになります。
タロットカードの基本がわかっていないと、このタロットはたいへん読みづらいと言われています。
私はこちらのタロットカードは持っていませんが、使わせてもらったことがあります。
慣れていないのもあった影響なのか、まったく読み解くことができなかった記憶がありますね。
このタロットカードに慣れてしまうと、ウェイト版を使わなくなると言っている占い師は多かったです。
トート・タロット
トートタロットは、イギリスのアレイスター・クロウリーがデザインし、フリーダ・ハリスが描いたものになります。
実は、このトートタロットは、カードになるまでクロウリーが亡くなってから22年後なのだそう。
こちらのタロットは、ウエイト版とまったく同じ内容ではなく、クロウリー独自の解釈が入っているため、違う部分がいくつかあります。
トートタロットは、ウエイト版とマルセイユ版とは違ったカードになりますので、こちらのタロットを使いたい場合は、改めて学ぶことが必要です。
たくさんの種類のタロットカードが販売されている
基本のタロットカード上記の3種類になるのですが、今はタロットカードのデザインはたくさん種類があります。
ウエイト版のタロットカードを基準に、色んなイラストレーターの方がタロットカードの絵柄をデザインし、販売されています。
Amazonなどでも購入できるものはありますが、カードの大きさや絵柄を細かく見てみたいというのであれば、東京タロット美術館に行ってみると良いですよ。
たくさんの種類のタロットカードの販売と、それぞれの絵柄が印刷されているファイルがあるため、中身を確認することが可能です。
購入しなくても、見ているだけでも楽しめますし、何種類かは実際に触れるタロットカードもありますので、購入するかどうかの判断もその場でできますよ。
お近くの方や東京方面にお出かけする予定がある方は、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。
占いのスプレッド
タロット占いをする時は、スプレッドと呼ばれる方法でカードを並べて解釈します。
一般的に多く使われているスプレッドの種類は以下になります。
- 1枚引き
- 3枚引き
- 二者択一
- ケルト十字
- ホロスコープ
1枚引き
1枚引きは、タロットカードを1枚だけ引いて占う方法で、初心者がカードを覚える時に使用するやり方が一般的ですね。
ただ、1枚のカードを深く読んでいかなければならないため、慣れないうちは難しさを感じるかもしれません。
プロの占い師になると、アドバイスカードという感じで1枚引くというやり方をするケースが多いと思います。
3枚引き
3枚引きは、カードを3枚引き、過去・現在・未来と見ていきます。
今日の運勢などを占う時には、午前・午後・夜間など大まかに3パターンに分けて占いをすることが多いですね。
私はタロットカードを使う機会は少ないですが、初心者の頃は3枚引きをよく使っていました。
二者択一
これは、AとBのどちらにすると良いか?など、2つのどちらかに決める場合に用います。
こちらのスプレッドは、相談者の前で使うということは少ないですが、練習としてよく使われるスプレッドです。
どちらかにするということは、2枚出たカードと質問の内容をよく考えなければ、間違えた解釈をしてしまうことがあるので、占いの実力を上げるのに向いているスプレットだと思います。
ケルト十字
プロの占い師が使っているスプレッドの多くは、このケルト十字になります。
13枚のタロットカードを展開するため、質問の内容をより深く読み取ることができますし、色んな角度からの解釈が可能になります。
私が占い師として仕事を始めたばかりの頃は、占い館に所属していたのですが、ケルト十字を使うように言われていました。
プロとして活動する以上、3枚引きなどで占うのは良くないと言われた記憶がありますが、枚数が多いと占ってもらったという気持ちにはなりやすいかと思いますね。
ホロスコープ
スプレッドとして使うホロスコープは、1年間の運勢などを見る時に使用します。
先程のケルト十字とホロスコープのスプレッドは、占い館で仕事する時には必須項目でしたね。
時期などを見る時は、ホロスコープが向いていることがあるので、こちらのスプレッドも使えるようにした方が相談内容に合わせて占いができると思います。
タロットリーディングのコツ
初心者がタロットカードを読む時には、本を片手にしっかりと意味を解釈しながら考えていくといった感じかと思います。
最初のうちはそれでも良いですが、タロットリーディングにはコツというのがあります。
実は、「意味を覚えすぎない」というのがタロットカードを読むコツになるんですよ
直感的にカードを読み解くことで、相談者の質問に対して、必要なヒントが瞬時にわかるようになるんですね。
プロの占い師は、はっきり言ってタロットカードの細かい意味などは覚えていません。
私もそうですが、意味だけを追求してばかりでは、タロットカードが伝えたいことというのがわからないんですよね。
最初のうちはカードの示している意味を見ながら解釈していけば良いのですが、そのうち当たらなくなってきます。
そうなった時は、タロットカードが本当に伝えたいことというのが意味では見えてこないという段階になったということ。
ここまでの段階に来たら、かなり上級者レベルになったと考えてもよいかもしれませんね。
タロット占いの種類とその活用法
タロット占いをするには、カードだけでも種類がありますし、スプレッドも種類があり、相談者の質問に応じて決めていきます。
初心者であれば、大アルカナの22枚だけから始めていき、小アルカナの56枚も入れて、より複雑な質問にも答えられるようになります。
タロットカードというと、おそらくウエイト版が有名なので、そのカードしか知らないという人は多いかと思いますが、東京タロット美術館に行けば、色んなデザインのタロットカードに触れることができますからね。
タロットカードは、自由な解釈ができる分、占いができるようになると楽しく感じるようになりますよ。