こんにちは。熊谷友見です。
占い=当たるというのは、当たり前のように思われていることですよね。
もちろん占いは当たりますが、当たるからといって思った通りに話せば良いということではないです。
当たるのならお客さんもずっと来るものでは?と、初心者占い師であれば思ってしまいがち。
「占いの技術がしっかりしていれば、お客さんは来るもの」
なんて思って占いの勉強をしているのなら、確実にお客さんは来なくなります。
目次
占いが当たる自信と集客ができることは同じではない
占いの勉強というのは、占い師になった状態でもずっと続いていきます。
占い師は「ある程度占いができるようになったら終わり」ということもなく、技術は磨き続けなければいけません。
勉強を途中で止めてしまうと、今まで培ってきた占いの感性が鈍くなってきます。
資格をとっても活かさなければ意味がないのと同じなんですよね。
仮に、占いの勉強を続けていたとしても、集客というのは別物なんです。
占いが当たっているから常にお客さんが来る、というわけではありません。
占いが当たることと集客の違いをご紹介しますね。
占いが当たると思って喜ぶのは、占いが始まった最初だけ
お客さんとしては占い師の元へ相談に行っているのだから、何かしらの悩んでいることがあるわけです。
でも、お客さん側としては、「占いが当たらなければ確実なアドバイスが得られない」という気持ちを持っています。
なので、初めて占いをする時、占いは当たるということをお客さん自身が実感してもらう必要があるんですね。
最初は名前と生年月日を聞くことになるので、命占で当てていくことになります。
この時、名前と生年月日を聞いて、答えを出すまでの時間が短ければ短いほど実感しやすいです。
私は、占い会社に所属していた頃、名前と生年月日を書いてもらいながら命占で答えを出し、すぐにお客さん本人の特徴をお話するということをしていました。
「占いって当たるんだ!」と実感してもらいやすくなり、相談したいことをスムーズに話してくれるようになります。
占いが当たる・当たらないは2回目以降の占いをする基準にならない
最初に占ってもらう占い師を探す時は、ほとんどの場合当たるか当たらないかの判断基準は大きいと思います。
でも、実際は当たる・当たらないという部分は、同じ占い師に相談する場合、変わってくることがあります。
占い師に対しての相談のしやすさや、話しやすさというのが、最終的には占いをする基準に変化します。
これは、人間の心理なのかもしれませんが、最初は相談する占い師の人間性がわからないので、当たる・当たらないがどうしても判断基準になってしまいます。
ですが、占い師に相談したことで話しやすかったりすると、「また話がしたい」という気持ちが強くなってきます。
この場合、占い師との相性が良いという見方でも間違いないと思います。
人間関係で、話しやすい人と話しにくい人と比べたら、圧倒的に話しやすい人のところに行きますよね?
お客さんも同じ心理が働くので、お客さんの性格に合わせて話をしたり、話しやすいキャラを作っておくのも有効ですよ。
人気の占い師は、占いが当たっていなくてもお客さんは占ってもらいたい気持ちになる
これは、私が占い師になりたての頃、ある電話鑑定会社の社長から教えてもらったことです。
占い師になりたてということもあり、鑑定の仕方もおぼつかない…といった感じで、本来なら契約すらしてもらえないくらいだったと思います。
ですが、こちらの鑑定会社はある占い師の先生から紹介してもらったところというのもあり、こちらの社長もかなり妥協してもらったんじゃないかと^^;
社長からすれば、契約している以上、お客さんが来る占い師になってもらうべく、定期的に連絡をもらっていた時がありました。
その時教えてもらったことは、「占いが当たっていなくても良い」ということでした。
占いは当てるものと思っていたので、この内容にはビックリしたのを覚えていますが、大事なのは「お客さんの気持ちに寄り添ったり、理解してあげることが重要」と教わったのを今でも覚えています。
人気のある占い師さんで、全く当たらないのにお客さんと一緒に泣いたりしているため、常に人気があるというのを聞いたことがあります。
もうこちらの電話鑑定会社はありませんが、当たることだけを目標にせず、お客さんの気持ちを受け止めることも占い師には求められることの一つなんですね。
占いが当たると思ってもらいたいなら、占術以外の技術も必要
占い師として活動している以上、占いが当たっていると思ってもらいたい気持ちはありますよね。
自分の占いに自信がつくまでには時間がかかると思いますが、占いが当たると思ってもらいたいなら、占術以外の技術も必要になってきます。
占い師は話をする仕事ですから、やはり話術というのは占術の次に必要な技術となってきます。
占い師の大半は、心理学の勉強をしている方がほとんどです。
話術と言っても、占い師が一方的に話をするのもいけませんし、その逆のお客さんばかりでもいけません。
占い師との会話でも、ほどよいキャッチボールのような会話ができると、お客さんの満足度というのが上がります。
単純に敬語を使えば良いというものでもありませんし、占い師以外の仕事でも話術というのは重要で、人に対しての好き嫌いも影響してきます。
この話術を極めるだけでも、当たる占い師と思ってもらいやすくなりますよ。
当たる占い師は、たくさんの技術を使い分けているから人気が上がる
占い師というのは、占術だけが必要なのではなく、他にもたくさんの知識や技術が必要になってきます。
占いは恋愛相談が圧倒的に多いと言われていますから、恋愛心理を理解していれば、なぜうまくいかないのかを伝えることができます。
恋愛相談は、占いの中でも全体の約7割ほど相談が多いので、恋愛相談ができるようになればお客さんに困らないとも言われているんですよ。
恋愛以外では、仕事やお金に関する相談もありますし、最近では副業ブームでもありますから、その人に合った仕事や副業のアドバイスができるとポイントは高いと思います。
日本人はお金に関する知識はかなり低い傾向がありますので、FPや簿記の知識を持っているとより深いアドバイスも可能になってきます。
占いで出る答えは、問題解決するための象徴が表示されるだけですから、アドバイスに関しては微妙なニュアンスより具体的にわかりやすい内容で伝える必要があるんですよね。
占術を磨くことに意識を持つことも大切ですが、占術以外の技術を使い分けることで、また相談したい占い師になっていきますから、必然的に人気が上がってくることになってきますよ。
最後に
占いが当たるのは、占術だけを磨き続けるのではなく、それをうまく伝えるためのいろんな技術の集合体だと思ってください。
占術ができなければ、そもそも占い師とは名乗れませんが(笑)、占い以外の技術が自分の占術をより引き立たせてくれる部分になりますから。
お客さんのほとんどは、占いの専門用語を言われても理解はできません。
なので、専門用語を使わず、自分にわかりやすく話してくれたり、アドバイスをしてくれる占い師の人には、また相談に行きたくなってしまうものなんです。
占いは、あくまでもアドバイスをするための手段にすぎません。
お客さんの心を元気にするための話術も求められますから、広く浅い知識や技術を身に付けることで、占い師としての人気は上がってきます。
心理カウンセラーのように、寄り添える話術ができるようになると、当たるだけでなく人気占い師の仲間入りができますよ。