こんにちは。熊谷友見です。
本業・副業含めて、占い師で開業したいと思っても、経験したことがなければどうやって開業すればいいのかわからないですよね?
私の経験から、占い師の開業方法の違いをご紹介したいと思います。
占い師という仕事は、他の仕事とちょっと違うイメージを持たれている方も少なくありません。
ですが、大きな違いはないですし、占い師として開業してうまくいってほしいという気持ちがあるのもわかります。
そんな占い師としての開業のポイントを解説しますね。
占い師とは?その魅力と役割
占い師という職業に、あなたはどんなイメージを持っていますか?
「未来を当てる人」「不思議な力を持っている人」そんなイメージを抱く方も多いかもしれません。
ですが、占い師の本当の役割は、人の心に光を灯し、前へ進む力を与えることにあるんじゃないかと思っています。
占い師の魅力とは?
占い師の仕事に魅力を感じるものは以下のようなことを考える傾向があります。
1.誰かの“人生の転機”に立ち会える特別な存在
人は、迷いや不安を抱えたときに占いを訪れます。
そんなときにあなたの言葉が「気づき」や「希望」になる瞬間、占い師としての喜びを強く感じられるでしょう。
2.自分のスキルが誰かの役に立つ充実感
タロット、四柱推命、風水、数秘術など、自分の得意分野を活かして社会とつながれる。
学びが直接「人のため」になるやりがいのある仕事です。
3.働き方の自由度が高い
オンライン鑑定、イベント出演、個人サロンなど、自分らしいスタイルで働くことが可能。
時間や場所に縛られずに活動できるのも魅力の一つです。
占い師の役割とは?
占い師は「未来を断言する人」ではないんですよね。
本来の役割は、
- 迷いの中にいる人が、自分の人生を見つめ直すサポートをする
- 選択肢のヒントを与え、心の整理を手助けする
- 目の前のお客様に“寄り添い”、癒しと安心感を提供する
つまり、「当てること」ではなく「導くこと」こそが占い師の本質です。
占いの技術はあくまでツールであり、本当に大切なのは、お客様の立場に立って寄り添える心と言えますね。
これから占い師を目指すなら?
占い師になることは、自分自身と深く向き合いながら、人の心に寄り添っていく道です。
もしあなたが「誰かの力になりたい」「人の笑顔を増やしたい」と思っているのなら、占い師という道はきっとあなたに向いています。
学びながら少しずつ経験を重ね、あなたらしい占い師像を築いていきましょう。
あなたの言葉と想いが、きっと誰かの人生を変えるきっかけになるかもしれませんよ。
占いビジネスの種類と特徴
占い師として活動を始めるにあたって、「どんなスタイルでお仕事をしていくか?」というのはとても重要なポイントです。
占いビジネスにはいくつかの形があり、それぞれに特徴やメリットがあります。
あなたの性格やライフスタイルに合った形を選ぶことで、無理なく、長く続けられる占い活動が実現できますよ。
1.対面鑑定(サロン型・イベント出店など)
【特徴】
実際にお客様と会って鑑定を行うスタイルです。
自宅サロン、占い館、マルシェやイベント出店などの方法があります。
【メリット】
お客様の表情や雰囲気が直接わかるため、深い対話がしやすい
信頼関係が築きやすく、リピーターにつながりやすい
【注意点】
場所代や移動費がかかることも
感染症対策や空間づくりへの配慮が必要
2.電話・チャット鑑定(占いアプリ・電話占いサイトなど)
【特徴】
スマホやパソコンを使って、時間単位で占いを提供するスタイル。
電話占い会社やチャット占いアプリに登録して活動することが多いです。
【メリット】
全国どこからでも鑑定可能で、自宅にいながら働ける
初心者でも始めやすいシステムが整っているサイトも多い
【注意点】
顧客との関係構築が対面よりやや難しい
サービスによっては報酬が低めな場合も
3.オンライン鑑定(Zoom・LINE通話・Instagramライブなど)
【特徴】
ZoomやLINEビデオ通話などを使って、ビジュアル付きで鑑定を行う形式。
最近はSNS経由での申し込みが主流になりつつあります。
【メリット】
顔を見て話せる安心感
SNSと連携させやすく、集客しやすい
対面とリモートの「いいとこ取り」
【注意点】
機材トラブルの対策が必要
セキュリティやプライバシーの配慮も大切
4.コンテンツ販売型(電子書籍・note・占い診断PDFなど)
【特徴】
鑑定ではなく、自分の知識や占術をまとめたデジタルコンテンツを販売する形式。
【メリット】
時間に縛られず収入を得られる
自分の専門性を発信しやすい
一度作れば長く販売可能
【注意点】
執筆や制作のスキルが求められる
宣伝・販売の工夫が必要
5.SNS&ブログ集客型(インスタ・X(旧Twitter)・アメブロなど)
【特徴】
無料で情報発信を行い、そこから鑑定に誘導するスタイル。
ブログやSNSが「自分のお店」になります。
【メリット】
自分の世界観を発信できる
コアなファンがつきやすい
鑑定以外にも講座やグッズ販売など幅広い展開が可能
【注意点】
地道な継続が必要
フォロワーや読者が育つまでに時間がかかる
自分に合ったスタイルを見つけよう
占いビジネスには、これほど多くの選択肢があります。
最初はひとつに絞らず、いくつかの方法を試してみるのもOK。
大切なのは「あなたが自然体でいられるか」「お客様に価値を届けられるか」です。
ビジネスとして占いを育てていくために、どんな形で活動するかをじっくり考えてみてくださいね。
成功する占い師のポイント
占い師として活動をスタートする人が増えている今、ただ占いができるだけでは「選ばれる占い師」になるのは難しい時代です。
では、どんな人が成功していくのでしょうか?
ここでは、これから占い師として羽ばたきたいあなたに向けて、成功する占い師に共通するポイントをお伝えします。
1.「当たる」だけじゃない!共感と寄り添いが重要
お客様が占いに求めているのは、「未来を知ること」だけではありません。
特に女性の相談者の場合は、悩みに寄り添ってくれる安心感や、自分の気持ちを受け止めてもらえる温かさも大切な要素。
共感力を大切にすることで、「またお願いしたい」と思ってもらえる関係が築けます。
2.自分だけの「占いスタイル」を持つ
数ある占い師の中であなたが選ばれるには、オリジナリティが不可欠です。
たとえば、タロットに心理学を掛け合わせたり、数秘術とライフスタイルアドバイスを組み合わせたりなど。
「あなたならでは」の視点が、お客様の心に響く強みになります。
3.わかりやすく伝える力を磨こう
どんなに良い占い結果でも、難解で伝わらなければ意味がありません。
専門用語ばかりではなく、お客様の立場に立って、優しく・的確に伝える力がとても大切です。
「腑に落ちる言葉」を届けられると、信頼度がグンと上がりますよ。
4.SNSやブログを活用して発信を続ける
今の時代、どんなに実力があっても「知ってもらえなければ選ばれない」。
だからこそ、自分の想いや占いに対する考え方を発信し続けることが重要です。
コツコツと続けることで、ファンやリピーターに出会うチャンスが増えていきます。
5.自分自身の心のメンテナンスを怠らない
占い師は、人の悩みや不安に深く触れるお仕事です。
だからこそ、自分の心のバランスを整えることがとても大事。
リラックスできる時間をつくったり、信頼できる仲間と話したりして、エネルギーを循環させていきましょう。
占い師開業の準備
「占いが好き」「誰かの力になりたい」「自分の得意を仕事にしたい」
そう感じて、占い師としての一歩を踏み出そうとしていますよね。
でも、いざ「開業」となると何から始めていいのかわからず不安…という人も多いのではないでしょうか?
ここでは、占い師として活動を始める前に押さえておきたい開業準備の基本ポイントを、わかりやすくまとめました。
占術とスタイルの明確化
まずは、自分が扱う占術を決めることが大切です。
タロット・数秘術・西洋占星術・手相・風水など、どのジャンルを軸にするのかを明確にしましょう。
さらに、どんな相談内容を得意とするのか(恋愛・仕事・家庭・人生など)、どんなスタンスで占うのか(現実的なアドバイス重視か、精神的な癒し重視か)といった、あなた独自のスタイルを言語化しておくと、発信や集客にも繋がります。
開業場所と方法の選択
占い師として活動する場所は、対面だけでなく、電話・チャット・オンライン・イベント出店などさまざま。
最初はカフェやZoomなど、手軽に始められる形がおすすめです。
また、将来的にサロンを持ちたい、イベントに出たいといった目標があれば、徐々にステップを踏んで準備していきましょう。
名前とプロフィールの準備
活動名(占い師名)やプロフィールは、お客様との最初の出会いの部分。
あなたの雰囲気や得意分野、想いが伝わるような内容にしましょう。
特にプロフィールは、実績が少ないうちは「なぜ占いを始めたのか」「どんな気持ちで活動しているか」をしっかり書くことで、共感や信頼につながります。
メニュー・料金設定
どんなサービスを提供するのか、メニューと料金を明確にすることも重要です。
初心者向けには、時間制(20分・30分など)+テーマ別(恋愛・仕事など)の組み合わせがわかりやすくおすすめ。
最初はモニター価格や無料体験でフィードバックを集めながら、内容と価格をブラッシュアップしていくのも一つの方法ですよ。
発信と集客の土台作り
占い師として開業しても、「知ってもらえなければ依頼は来ない」のが現実です。
SNS(Instagram・Xなど)やブログ、プロフィールサイト(ココナラ・noteなど)で、少しずつあなたの想いや占いの知識を発信していくことが、信頼と集客に繋がります。
占い師の屋号とブランディング
占い師として活動を始めるときに欠かせないのが、屋号(活動名)とブランディングです。
単なる名前以上に、あなたの占いの世界観や価値観、そしてお客様にどんな印象を持ってほしいかをカタチにする大切な要素になります。
屋号はあなたの占いの顔
占い師名や屋号は、第一印象に直結します。
たとえば、「癒し」「スピリチュアル」「現実的なアドバイス」「和風」「神秘的」など、どんなテイストを出したいかで、言葉選びが変わってきます。
例:
「月灯りのタロットサロン」 → 柔らかく癒し系
「運命デザインLABO」 → 現実志向でクールな印象
「結びの占い処・八雲」 → 和風・縁結びが得意そう
屋号に迷ったときは、自分が届けたい「感情」や「価値」をキーワードにしてみましょう。
私が作った屋号は、占いのイメージとは違うのですが、生年月日の足らない五行を補うといった形で作ったんですね。
屋号などは、途中で変更することもできますから、最初は難しく考えず、イメージで作ってみるのもおすすめです。
ブランディング=あなたらしさの可視化
占い師として活動するには、「この人に見てもらいたい」と思ってもらえるあなたらしさが大切です。
ブランディングとは、その「らしさ」を言葉・デザイン・発信で統一して伝えていくこと。
例えば、
ターゲット(誰に届けたいか):30代女性?恋愛で悩む人?ビジネスパーソン?
トーン:優しい?頼れる?ミステリアス?
色やモチーフ:月・星・花・風・神話・数など、自分の好きな世界観を表現する
これらを一貫して発信することで、専門性なども伝わりやすくなり、「あなたにお願いしたい」というファンが自然と増えていきます。
ロゴやデザインも世界観の一部
SNSのアイコンやヘッダー、ブログのタイトル画像なども、視覚的ブランディングの一部です。
無料アプリ(Canvaなど)でも十分クオリティの高いものが作れるので、自分の屋号やイメージに合ったデザインを意識してみてくださいね。
あなたの名前が、誰かの希望になる日が来る
占い師としての屋号は、あなた自身の意思と想いを込めた「旗」のようなもの。
名前を決め、ブランディングを整えることで、あなたの占いの世界がぐっと鮮明になります。
最初は迷うかもしれませんが、少しずつ“自分らしさ”を育てていけば大丈夫。
あなたの名が誰かの記憶に残り、「この人に見てもらいたい」と思ってもらえる瞬間が、きっと訪れますよ。
最後に
占い師の開業は、「誰かの人生に寄り添う仕事を始める」という、大きな一歩です。
最初は不安もあるかもしれませんが、丁寧に準備を重ねれば、あなたらしいスタイルでお客様とご縁ができます。
小さな一歩が、あなたにとっても、誰かにとっても、大きな希望となりますよ。
成功する占い師になるためには、「自分を信じて、学び続ける姿勢」も必要です。
占いの技術はもちろん、人としての魅力や信頼感も、すべてがお客様の安心感に繋がりますからね。