こんにちは。熊谷友見です。
占いを信じる人と信じない人がいますが、占いを信じない人は占い師に対して胡散臭いという印象を持っているのかもしれません。
確かに、占い師の私であっても、胡散臭いと感じることもあるんですよね。
ただ、見た目だけが胡散臭いだけなら良いのですが、見た目の通りに胡散臭い行動をする占い師も残念ながら存在します。
胡散臭い占い師に騙されない、もしくは占い師になるために胡散臭いと思われないようにするためのポイントをお伝えしたいと思います。
目次
占い師を胡散臭いと感じる要因とは?
胡散臭い人は占い師だけじゃなくても存在しますが、職業的な部分で考えても、占い師は胡散臭いイメージは拭いきれませんよね。
占いを勉強している人であっても、占い師と名乗るのに恥ずかしいと感じている人もいるくらいです。
なぜ胡散臭いと感じるのか、その要因を現役占い師の立場から思い当たるものをお伝えしますね。
占いが当たると思っていない
占いを経験したことがない方で多いのが、そもそも占いが当たると思っていないというケース。
自分のことを占っていないのですから、当たることも当たらないことも該当しないですよね。
興味がないと、そもそもお金を払ってまで占ってもらおうという気持ちにならないので、仕方ありませんよね。
タロット占いなど偶然性で占う卜占などは、特に胡散臭いイメージが強くなりやすいようです。
お酒を飲まない人がお酒を買わないのと同じで、占いに興味が持てないから占いをしないというのと同じなのかもしれませんね。
占いで当たったと思ったことがない
ここに関しては、おそらく安い金額での占いを経験した方が多いような印象です。
安い金額で占いを提供している占い師は、そもそも経験値が低い、もしくはデビューしたばかりの占い師だったということが多いんですよね。
そういう初心者占い師に占ってもらった場合、占い結果をうまく話せなかったり、うまく質問に答えられなかったりすると、当たったという感覚とは程遠くなってしまいます。
経験値が高い占い師に占ってもらうことがないので、そもそも当たったという経験がないのかもしれませんね。
スピリチュアルな言葉しか使わない
占い師という仕事柄、私もスピリチュアルの知識を少しは学んでいます。
それをアピールするためではなく、そういう相談が来た時にできるだけ対処できるようにという部分で、知識として知っておく必要があると思ったからなんですね。
ですが、胡散臭い占い師で多いのが、妖精とか精霊などの言葉やスピリチュアルっぽさを全面的に出していること。
すべての人がそうではなく、普段の言動からアドバイスもスピリチュアルに偏っている傾向があるんですよね。
現実思考からかけ離れているような感じがしたら、気をつけるようにしましょう。
洗脳させて悪さをした占い師がいるから
これに関しては、時々ニュースなどで洗脳させて悪さをした占い師の事件などが放送されると、胡散臭い占い師という悪いイメージがついてしまいます。
真面目に仕事をしている占い師の方が多いのですが、たった一人の悪さをした占い師がマスコミで報道されたりすると、私も含め、占い師は影響を受けることは多々あります。
最初の頃にも言われましたが、「占い師は壺を売る」というイメージも根強く思われているのも、悪さをした占い師がいるからなのかもしれません。
洗脳させてたくさんのお金を払わせようという気持ちからなのでしょうが、私自身、わざわざ洗脳させるのも面倒だと感じていますし、しつこく鑑定依頼が来るのもはっきり言って嫌ですね(笑)
ビジネスとして行っている以上、リピーターを増やすのは必要なことですが、洗脳させるのではなくファンになってもらう方がお互いにとって良い関係性を保つことができますよ。
占いに依存してしまう人が多い
定期的に占ってもらうという人も、一定数いらっしゃいます。
それ自体が悪いわけではないのですが、どういう意図で占いをしてもらうかが大事だったりします。
ちょっとでも気になることができたら、すぐに占ってもらわないと気が済まないという状態であれば、少し依存傾向にあると思ってもらっても間違いはないですね。
自分の行うことに対して、事前確認という意味で使用するのが良い占いの使い方だと思います。
特に女性は占いにハマりやすい傾向がありますので、注意が必要です。
資格がなくても占い師になれる
占い師という仕事は、資格がなくてもなれる職業です。
ハードルが低い分、長く続けることが難しい仕事でもあるんですね。
この仕事は、お客さんが来なければお金を稼ぐこともできませんし、必ず当たっていると思わせる必要もあります。
所属先などにもよりますが、長く話をしなければお金にならない仕事でもあるので、続けにくい部分の一つなのかなと思います。
私も10年以上活動していますが、お金を稼げないから辞めていった占い師をたくさん見てきています。
簡単になれる仕事でも、良い鑑定ができる占い師にならなければ続けられないということなんですよ。
胡散臭い占い師のキャラクターで売りだすのもおもしろい
胡散臭い占い師に相談したい気持ちは、怪しさ満点になると行きづらさを感じてしまいます。
ですが、見た目から胡散臭いイメージを前面に出して、キャラクターとして確立させるのはおもしろさがあって良い場合もあります。
胡散臭いキャラクターを作るのであれば、普段の行動はきちんとする必要があります。
遅刻をせず約束を守るなど、ごくごく当たり前のことができるだけでも、見た目とのギャップで信頼に繋がっていきます。
自分がどういう占い師として仕事をするのかで、キャラクター設定も考えていく必要がありますよ。
最後に
現役の占い師である私が見ても、胡散臭いように見える占い師はいます。
胡散臭いように見えるから悪い人ということではなく、その人なりの占い師のイメージでそういう見た目や言葉を使っている可能性もあります。
占い自体は、簡単に言えば先人たちの知恵と研究の賜物だと思っていますし、普段の生活の中で使っている言葉でも占い用語はたくさん使われています。
胡散臭いと思われる仕事ではありますが、占いは幸せになりたい気持ちや、辛い状況の流れを変えるためのヒントをもらうためのツールです。
いい加減で占っている占い師ではなく、真剣に占いと向き合っている占い師との繋がりができるといいですね。