こんにちは。熊谷友見です。
占い師になりたいと思ったら、どのくらい費用がかかるのか気になるところですよね。
無料で占いの勉強ができるということはありませんが、どういう勉強の仕方を選択するかによって費用というのは大きく変わってきます。
ここ最近は、テレビの影響もあり、占い師になりたい人が増えている印象が強いです。
「あの有名な先生のように、占いができるようになりたい」とテレビを見ながらそう感じるのも不思議ではありませんよね。
占いの勉強でどのくらいお金がかかるのか、ご紹介したいと思います。
占い師になるための費用とは?
占い師として活動を始めるためには、どうしても費用がかかります。
最低限の準備であれば数万円程度、プロとしての知識を本格的に学ぶ場合は数十万円かかることもあります。
自分の目標に合わせて、必要な費用を考えながら準備を進めることが大切です。
占い師に必要な資格取得の費用
占い師として活動するために必須の資格はありません。
ですが、資格を取得することで悩みに合わせた専門的なアドバイスができますし、特化している知識があれば専門性を出すことで集客にも繋がります。
こちらの記事では、占い師が取得しておくとプラスになる資格について解説していますので、参考にしてみてくださいね。
どの占いの勉強を選択しても、必ずお金はかかる
占いの勉強をする上で、どの占いを選んだとしても、必ずお金はかかります。
インターネットで勉強の方法を調べて占えば、それなりに占いができるようになるのでは?と思っている人も一定数いらっしゃいます。
最近は、タロット占いなどの有名な占いであれば、インターネット上で意味などを記載しているものを見たことがあります。
意味を調べるだけならネットで十分かもしれませんが、占いにも「占うコツ」みたいなものがありますので、さすがにインターネットで見ただけでは無理が生じてきます。
本を購入したり、教室に通ったりなどすれば費用はかかりますし、道具も必要になりますので、無料ですべて解決というのは難しいと思います。
占いを勉強したことがない人であれば、何を学んだ方が良いか?は一番最初にぶつかる壁なのではないでしょうか。
中には、自分が勉強する占いの種類を占い師に相談するというケースもあるくらいですから。
私が実際に経験した、最初に学ぶと良い占いの種類と費用を説明しますね。
最初に学ぶべき占いは、命占と卜占は外せない
占い師になるには、生年月日で見る命占と人の気持ちなどを見る卜占は外せません。
占いを仕事にしようとする場合、1種類の占いだけでは仕事になりませんし、占い館などに所属したくても断られるため、占いの仕事ができないからです。
そのためには、命占と卜占を学ぶ必要があります。
私がおすすめするのは数秘術とタロット占いですが、こちらは命占と卜占になり、タロット占いはダントツの知名度から学びやすさもあるからなんですよね。
知名度があるということは、お客さん側からしても気軽に占ってもらいやすい印象もありますし、初心者が学ぶのには向いていると思います。
私も最初は「占いと言えばタロット」という認識しかなかったので、タロット占いを勉強し、タロット占いを教えてもらった先生から数秘術も学びました。
集中して勉強すれば、短期間である程度はマスターできる占いですから、どんな占いを勉強しようか迷っているなら最初に学んでみましょう。
どの占いを学ぶべきか?
占い師として活動するためには、自分に合った占術を選ぶことが大切です。
占いにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や向いているタイプが異なります。
ここでは、代表的な占術とその特長を紹介します。
タロット占い(直感力を活かしたい人向け)
78枚のタロットカードを使い、質問に対する答えを導き出す占術です。
直感やカードの象徴を読み取る力が必要ですが、比較的短期間で習得できます。
向いている人:インスピレーションを大切にする人、対面・オンライン鑑定をしたい人
学習期間の目安:3〜6ヶ月
西洋占星術(星の動きを分析したい人向け)
生年月日・出生時間・出生地をもとに、惑星の配置を分析する占いです。
鑑定にはホロスコープの作成が必要になります。
向いている人:論理的に考えるのが得意な人、じっくり学びたい人
学習期間の目安:6ヶ月〜2年以上
四柱推命(的中率の高い占いを学びたい人向け)
生年月日と時刻から「四柱(年・月・日・時)」を算出し、運勢を読み解く占いです。
中国発祥で、非常に的中率が高いとされ、占いの帝旺と言われています。
向いている人:細かい分析が好きな人、鑑定に深みを持たせたい人
学習期間の目安:3年〜5年以上
数秘術(シンプルな占いを学びたい人向け)
名前や生年月日を数字に変換し、運命や性格を読み解く占いです。
比較的シンプルで、初心者でも習得しやすいのが特徴です。
向いている人:簡単に学べる占術を探している人、カウンセリング的な要素を取り入れたい人
学習期間の目安:1〜3ヶ月
風水(環境を整えて開運したい人向け)
家や職場の環境を整えることで、運気を上げる占術です。
建物の方角やインテリアの配置が重要になります。
向いている人:インテリアや空間作りが好きな人、開運アドバイザーとして活躍したい人
学習期間の目安:6ヶ月〜1年
占術の選び方や組み合わせは?
占いを学ぶ目的や、自分の得意な分野に合わせて選ぶのがポイントです。
- 初心者でもすぐに実践したい → タロット・数秘術
- 深い鑑定をしたい → 西洋占星術・四柱推命
- 環境から運気を上げたい → 風水
まずは興味のある占術から学び始め、ある程度理解できたら他の占術も取り入れると、より効率よく学べて、幅広い鑑定ができるようになりますよ。
早く占い師として仕事をしたい方なら、タロットと数秘術の組み合わせの勉強がおすすめです。
しっかりと勉強する時間が取れるのであれば、半年もあれば十分鑑定できるほどの実力はつけれると思います。
1.独学で習得した場合の費用は?
数秘術やタロット占いは、かなりメジャーな占いということもあり、書籍がたくさん出ています。
私も最初は、タロット占いを独学で学ぼうと本とタロットカードを購入して本を何度も読んだ記憶があります。
当初は、インターネットも今ほど情報が溢れている時ではなかったので、どこで学べば良いのかわからなかったということから、独学での勉強をしました。
タロット占いを勉強するなら、必ずタロットカードを購入する必要があり、大体3,000円ほどで購入できます。
タロット占いの本には種類があり、人によっては数冊購入するケースもあるので、いくらですとは断言はできません。
専門書のように分厚い本などであれば、1冊3,000円ほど見ておくのが無難かと思います。
私が参考になったと思った書籍はおすすめですので、気になった方はぜひ読んでみてください。
数秘術に関しては、タロットのような道具は必要なく、紙とペンさえあれば充分占えます。
私の場合は教わりましたが、基本的な部分はどの書籍でも同じになりますので、独学でも比較的学びやすい占いの一つだと思います。
書籍によっては、色んな角度から見るポイントが違うケースもあるので、数冊読むのが良いかもしれませんね。
2.カルチャーセンターなどに通った場合の費用は?
私は最初、タロット占いを独学で習得しようと本を購入して頑張りましたが、応用の部分が難しく断念してしまいました。
何かを勉強する場所と言えばカルチャーセンターだと思っていたので、近くのカルチャーセンターで開講していたタロット占いの教室に通うことにしました。
カルチャーセンターになると、初回は入会金と講座3ヶ月分を支払うところが多いようです。
当時通っていたタロット占い教室は、1ヶ月5,000円ほどだったような記憶がありますので、3ヶ月なら15,000円くらいですね。
3ヶ月で大アルカナ、3ヶ月で小アルカナを学んでいたので、半年通えば一通りの意味を教わることができました。
実際は2年近く通っていたのですが、カルチャーセンターは同じことの繰り返しのため、最初の基本を学ぶのには良いかと思います。
3.占い師個人の行っている教室へ通った場合の費用は?
プロの占い師が、個人的に占い教室を行っている場合もあります。
カルチャーセンターで基本を学んだ後、応用や実践を中心に勉強しようと思ったら、実践をしている占い師に直接教えてもらった方が良いかと思います。
人を占った経験がないと、実際の占いの現場の状況などは、なかなか想像ができないことが多いからなんですね。
費用に関しては、個人差があるので断言できませんが、1時間5,000円~10,000円の間の金額で設定されていることが多いと思います。
占い師の仕事スタイルによって金額は変わるため、自分の予算を考えて教室へ通うかどうかを考えてみると良いですね。
私の場合は、最初はタロット占いを勉強する目的で占い師の教室へ通いましたが、ここで数秘術というものを知り、学ぶきっかけができました。
当時はマンツーマン指導だったのですが、数人集まっての勉強会なども開催していたので、現役の占い師だけでなく、同じような勉強中の人との出会いもありましたから、良い刺激にはなりましたね。
4.東京や大阪などの都心部にある占い学校へ通った場合の費用は?
私が住んでいる名古屋市では、占い学校というのはありませんでした。
占い学校に通うという経験をすることはなかったのですが、もし存在していたら検討していた可能性もあります。
ですが、東京や大阪などの都心部になると、占い学校というものが存在しています。
占い学校になると、命占・卜占・相占を学ぶことができますし、命占一つとっても四柱推命や西洋占星術など種類があります。
たくさんの種類の占術を選べるのはとてもメリットではありますが、場所が都心部ということもあり、予算は高めに設定されている傾向もあります。
占いの種類にもよりますが、基本だけでなく、応用や実践などを含めると、30~50万円ほどの費用はかかると考えておいた方がよいでしょう。
5.通信講座で学んだ場合の費用は?
最近は、インターネットを使って、通信講座を行っているケースも増えてきました。
動画を作成して配信することで、実際の授業と同じような内容を学ぶことができるようになったんですよ。
通信講座ですから、パソコンやスマホを使っての受講になるので手軽なのはとてもメリットですね。
ですが、動画配信という形の場合、メールなどでの質問になるため、文章が伝わりにくくなるというデメリットもあります。
独学程ではないですが、占い学校よりかは費用を抑えることは可能になります。
内容によりますが、タロット占いの基本講座とかであれば、10万円以内で提供されていることが多いですね。
自己投資にどれだけの費用をかけられるかで決める
占い師になるためには、最初にどうしても自己投資をしなければいけません。
自己投資にどれだけの費用をかけられるかによって、選択する内容は変わってくるかと思います。
あまり予算がかけられないのであれば、独学の選択になりますし、ある程度費用をかけても良いということであれば、通えるなら占い学校なども選択肢に含まれてきますよね。
私が占いの勉強をし始めた当時よりも、今はインターネットで情報を収集することができますから、自分に合った方法を探してみるのも良いですよ。
特徴料金
独学 | 3,000円~ |
---|---|
カルチャーセンター | 5,000円~ |
占い師個人 | 5,000~10,000円程度 |
占い学校 | 30万~50万円程度 |
通信講座 | 10万円以内 |
占い師に必要な知識とスキル
占い師として活躍するためには、占術の知識や技術だけでなく、さまざまなスキルが求められます。
単に占いの結果を伝えるだけでなく、お客様の悩みに寄り添い、信頼関係を築くことが重要です。
占い師に必要な知識とスキルについて紹介します。
占術の専門知識
まず基本となるのが占いの知識ですが、こちらは理解されているかと思います。
タロット占い、西洋占星術、四柱推命、手相、風水など、学ぶ占術に応じた専門知識を習得する必要があります。
正確な鑑定を行うために、日々の学習と実践を積み重ねることが大切です。
カウンセリングスキル
占い師は、お客様の悩みを聞き、適切なアドバイスを提供する役割もあります。
カウンセリングの基本を学び、相手の気持ちに寄り添う姿勢が重要です。
心理学やコミュニケーションの知識を活かすことで、お客様に安心感を与えられます。
コミュニケーション能力
占いの結果を伝える際には、分かりやすく、前向きな言葉を選ぶことが大切です。
ネガティブな結果が出た場合でも、相手を傷つけないように伝え、希望を持てるアドバイスを心がけましょう。
ビジネススキル
占い師として活動するには、集客やブランディングのスキルも必要です。
特に、個人で活動する場合は、以下のようなスキルを身につけると良いでしょう。
- SNSやブログの運用:集客のための情報発信
- マーケティングの知識:ターゲット層に合わせた宣伝
- 料金設定や契約の知識:適正な価格設定とサービス内容の明確化
占い師には、占術の知識だけでなく、お客様と信頼関係を築くためのカウンセリングスキルや、ビジネスとして活動するためのスキルも求められます。
占いの技術を磨きながら、総合的なスキルを身につけることで、より多くのお客様に満足してもらえる占い師を目指せますよ。
最後に
占い師になるには、選択する方法によって、費用にとても差が出てしまいます。
独学であれば費用を抑えることはできますが、コツを掴むまでに時間がとてもかかってしまうのは仕方がないんですよね。
基本は独学で学び、応用や実践の部分は経験者である占い師の先生に教わるのが近道だと感じています。
今はインターネットもかなり普及していますので、自分に合った学習方法で占い師を目指してみてはいかがでしょうか。