こんにちは。熊谷友見です。
タロット占いは、占いの中でもダントツの人気でもあり、知っている人も多い占いの一つですよね。
私はメインでタロット占いをしていませんが、どちらかというと東洋占術の方が好きなので、同じ卜占であれば易占いを選択してしまいます。
易占いの中でも、「易占タロット」と呼ばれるものがあります。
タロット占いと何が違うのか?をご紹介したいと思います。
目次
易占タロットは、易卦が記載されているタロットカードのようなもの
易占いは、筮竹と呼ばれる棒を使って易卦を出して占いをするものです。
私は主にサイコロを使いますが、易占いの種類によっては、古銭なども使用します。
易占いでも、最近は易占タロットと呼ばれるものがあり、タロットカードのように絵柄が記載されています。
この易占タロット、別名「イーチンタロット」とも呼ばれているんですよ。
易占いは、複雑で解釈も難しいというのもあり、このイーチンタロットにすることで簡略化したものと言われています。
タロットカードほど多くありませんが、数種類ほど販売されています。
易占いは答えのみ、タロットは感情を伝える
易占いは、易占タロットを使っても、質問に対しての答えはYESかNOかです。
占いのお客さんの比率は女性が多いため、易占いというのは点と線だけなのでイメージが湧きにくく、実際は女性にあまり人気がありません。
易占いだけではなく、東洋占術に多い傾向ですが、占う人の感情は考えてくれず答えだけを表現しますので、人によっては厳しい感じに受け止められるかもしれません。
それに対して、タロットは占う人の感情を汲み取って答えをくれます。
女性が求めている「共感」をタロットはしてくれるので、私の中では易占いは男性的、タロットは女性的なイメージを感じます。
易占タロットは、タロットと違って正位置・逆位置の発想がない
タロットカードは、正位置・逆位置で解釈が変わってきます。
解釈が変わることで、幅広く読み解くことができるんですよね。
ですが、易占タロットの場合は、この正位置・逆位置という発想がありません。
そもそも、易占いが元になっているものなので、簡略化されていても易卦を読み解くことになります。
タロット占いとして解釈しようとすると、おそらく読めないかもしれませんね。
ただし、カードの展開としては、タロット占いのように数枚出して解釈することも可能なので、色んな角度からの答えを導き出すことができると思います。
易占いとタロット占いでは、占える期間に違いが出る
卜占という占いに関しては、目の前の問題に対して占いをするものですが、占いの種類によって答えが変わってしまいます。
それは、占いの本質によるものかもしれませんが、同じ質問でも答えが変わるのは見ている位置が違う影響だと思います。
易占いの場合、数年先まで見ることが可能です。
遠い未来の答えを出してくることもあるので、長期間の答えを出されても理解できない場合もあります。
タロット占いの場合は、3ヶ月~1年程度と言われていますので、長い時間が必要な場合の質問だった場合は、最終的にYESの答えだったとしてもNOと出てしまうことも。
占い師を変えて占っても答えが違う場合は、卜占の種類の違いも影響している可能性もありますね。
期間に差があるため、占いの質問に対してどちらを使うと良いのか?を理解しておくことも重要かもしれません。
共感を求めているお客さんには、易占タロットよりもタロットカードが良い場合も
易占タロットは易占いが元になっているのもあり、占いの答えにどうしても共感性が欠けてしまうのが欠点です。
易占タロットで共感性を持たせたいのなら、占い師側で伝え方を調整する必要があります。
はっきり答えがわかるというのは強みの部分ではありますが、答えを言うだけが占い師の仕事ではないので、柔軟な対応が必要になりますね。
変化などに関しては易占タロットの得意分野でもありますから、伝え方を意識するようにしましょう。
タロットカードは、答えだけということはないので、共感性を持たせた伝え方をするにはおすすめです。
女性客にはタロットカードの方がウケが良いのもありますから、どちらの占いでも問題なければ、お客さんに選んでもらうというのもおもしろいかもしれませんね。
易占タロットを使う占い師は少数派。易占いに興味があるならおすすめ
易占タロットは、易占いの難しさから学びたいという占い師さえも少数派の印象が強いです。
私も、周易・断易・梅花心易と学びましたが、難しさから途中で辞めていく人を何人も見ました。
単純に難しいというのもありますが、易占タロットが使えるようになると、お客さんの質問に対しての答えの幅も広くなるように感じます。
易占いまでは抵抗があっても、易占タロットならやってみようかな?という気持ちがあれば、まずは易占タロットと本を買ってみて勉強してみると良いです。
易占タロットは易占いと通じていますから、易占いに興味があるのであれば勉強して損はないですよ。
最後に
易占いは、専門用語もたくさんあり、実践で使えるようになるまでにはどうしても時間がかかります。
その反面、易占タロットなら簡略化されているのもあり、実践で使えるまでの時間はある程度は短縮できると思います。
タロット占いと同じように絵柄を見ることができるので、お客さんも楽しむことができるのではないでしょうか。
もっと深く易占いを追求したいと思ったら、学んでいけば良いと思います。
易占タロットも、色んな絵柄のものがありますので、好みのものを選ぶことで勉強も楽しめますよね。
タロット占いの答えとは違った、易占タロットのブレない答えというのもぜひ体験してみてくださいね。