こんにちは。熊谷友見です。

占い師として仕事をしていても、お客さんからはカウンセラーと同じ要素を求められる場合があります。

占い師とカウンセラーでは、役割はまったく違うのですが、時々「悪いことは言わないでください」など、占いをある意味否定してくる人も存在するんですよね。

占い師の役割やどんな人が占いに向いているかなどをご紹介したいと思います。

そもそも、占い師の役割とは?

これは私が感じていることですが、占い師の役割というのは、相談者の吉凶を含め、悩みを改善させるためのアドバイスをする存在かなと思っています。

人として生きていると、どうしても悪い出来事に遭遇します。

どんな人でも、悪い出来事が起こると、無意識に回避しようと努力されるかと思いますが、どうしても回避できなかったり、何か別の原因があるのでは?と考えることもありますよね。

そんな自分以外の原因を探る方法が、占い師の役割だと感じています。

ですが、お客さんはそんなことは関係なく、占い師に凶の部分を言わないでほしいとか、悩みに対してカウンセラーと同じように向き合わないと怒り出す人がいるのも事実です。

占いに相談した方が良い人、カウンセラーに相談した方が良い人を理解すると、有効なアドバイスができるようになります。

話を聞くというスタンスが同じではあっても、カウンセリングを受けることを拒否してしまう

占い師にカウンセラーと同じ要素を求めてやってくる人は一定数います。

良いとか悪いとか、簡単に分けられる内容ではありませんが、どちらも共通しているのは「話を聞く仕事」ということ。

話が主体になってしまうため、同じものを求めてしまうのは仕方ないのかもしれません。

ですが、カウンセリングを受けるというのは、どうしても「精神的におかしい人」というイメージがついているため、カウンセリングが有効な人でも拒否している場合があります。

不倫や復縁の相談内容になると、どうしても感情が優先的になり、占いの答えを受け入れない傾向もあります。

短い時間でのアドバイスは難しいですが、長時間会話ができる人であれば、カウンセリングと同じように胸に秘めている想いを話してもらうことで、占いの吉凶を聞く余裕が出てくるようになります。

電話鑑定会社は、占い以上にカウンセリング要素を求めている

電話占い会社というのは、私が占い師になった当初からも大人気でした。

インターネットがなかった頃は、女性誌などの広告欄に掲載されていましたし、今はホームページを作っている会社がほとんどで、広告費にかなりお金をかけている印象があります。

電話鑑定会社にもよりますが、基本的には占いができるのも必須項目ではありますが、対面と違って声だけでの鑑定になりますので、カウンセリング要素を特に求めている傾向が強いです。

以前、電話鑑定会社の社長と話をした時、「占いが当たっていなくても、お客さんに共感することでリピーターができる」と言われたことがありました。

電話鑑定会社への相談は、圧倒的に不倫相談が多くなります。

なので、不倫を否定してしまう鑑定をしてしまったら、お客さんは二度と来なくなってしまうことに繋がってしまうためなんです。

もし、話し方に自信がなければ、心理カウンセラーの勉強もしておいた方が良いでしょう。



恋愛相談の場合は、好きな人との相性の良し悪しが気になるため、占いに行きやすい

カウンセリングの場合、恋愛相談をしても自分の内的要因が主体となって話をすることが多いです。

自分原因論という言葉を聞いたことってありますか?

カウンセラーが話す部分は、自分の中にある考え方に焦点を当てて話をしていくような感じですね。

占いをしていても、相談者本人の考え方を変えていくことで、悩みの解決に向かうこともあります。

ですが、恋愛相談をしたい場合は、相性が良いのか悪いのかを知りたい傾向が強くなってしまうため、占い師の元へ行ってしまいやすいのも事実です。

カウンセラーは相性の良し悪しを話しませんし、相性が悪いからうまくいかないのでは?と考えやすいため、カウンセリングでは物足りなさを感じるのかもしれませんね。

カウンセラーが数秘術を知っていることで、占い師と同じように相性や運勢も教えることはできる

カウンセラーは、どうしても占い師と同じように好きな人の相性や運勢をお伝えすることはできません。

心の状態や精神面のサポートが主体になりますから、占いの要素は求められませんよね。

ですが、簡単に学べる数秘術をカウンセラーが知っていると、相談者本人が持っている要素を知ることができますから、内面の部分と併せてアドバイスすることができるようになります。

私自身、占い師だけが数秘術を学ぶのではなく、色んな職業の人が学ぶことで、自分の仕事に活かせられるようになるのではないでしょうか。

占い師以外の仕事に活用もでき、誰でも手軽に学べることができますから、ぜひ身に付けてほしい技術の一つだと思っています。

占い師が心理学を学ぶことは、お客さんが話を聞いてもらうのに必要なテクニック

占い師の元へ相談に行く時、初対面でもすぐに心を開いて何でも話ができるか?と言ったら、人にもよりますがすぐには難しいと思っています。

悩みを聞いてくれる人とわかっていても、どんな占い師なのかがわからない状態では、無意識に距離をとってしまうもの。

占い師が心理学を学んでいれば、そんな相手の距離感や不安感などもわかるようになりますので、占い師を目指すなら学んでおいた方が良い技術の一つですよね。

占い師は、占い以外の勉強や学びも必要とされている仕事ですから、占いの勉強と同じように心理学も身に付けることをおすすめします。

私の場合は、見たものや聞いたものなど、自分の仕事に少しでも関係しそうな内容であれば、とりあえず本を読んだりして知識を増やしたりしています。

占いの勉強と同じように、心理学もかなり重要度は高いですから、心理学を学んだことがない人はぜひ学んでおきましょう。



最後に

占い師とカウンセラーというのは、話す仕事という共通のものはあっても、根本的な部分は違っています。

占い師は、あくまでも占いを主体としてアドバイスをしますし、カウンセラーは、相談者本人の内面から答えを導きます。

どちらも今の時代に合っているものではありますが、相談したい内容によっては占い師もカウンセリング要素を取り入れる必要があります。

同じ意味であっても、使う言葉一つで相手の捉え方がまったく変わってきますから、心理学を学ぶことで、カウンセラーと同じように頼ってもらえる占い師になれますよ。

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