こんにちは。熊谷友見です。
占い師として仕事をしている人は、心理学の技術を使っている傾向があります。
なぜ占い師が心理学の技術を使っていると思いますか?
占い師が心理学を使用するには、理由があるんですよ。
目次
占い師が当たるのは、心理学を使っているから?
占い師というと、占いの勉強をしている印象が強いかと思います。
もちろん、占い師と名乗っているくらいですから、占いができなければ占い師とは名乗れませんよね。
ですが、占いができるだけで占い師として活動していけるのか?と言い切れないこともあります。
占い師も基本的には話をする仕事です。占い師が心理学を使う理由をお伝えしたいと思います。
1.相談者に信用してもらい、話を聞いてもらう必要がある
占い師に相談する時、初めて会う人であれば、誰しも緊張しますよね。
占い師だからと言って、自分の悩みを話して良いのか?と考えてしまい、心を開いて話ができないという方も一定数いらっしゃいます。
初めて会う占い師であれば、簡単に信用できないというのも仕方ありません。
心を開いてもらうために、占い師はその人の性格などを当てることをしていきます。
でも、当たる当たらないだけの一方通行的な話し方では、相談する側としては、二度と相談したいという気持ちになれなくなるんですね。
自分の話を聞いてくれる人ということを相談者に理解してもらうために、心理学が有効なんですよ。
2.相談者の心に受け入れやすい言葉を使うため
占いというのは、どうしても吉凶の判断をすることが前提になります。
恋愛相談が多い占いでは、「彼の気持ち」や「告白がうまくいくか?」などの質問をしてきます。
状況にもよりますが、ほとんどの場合は「うまくいかない」状態になってから相談に来るケースが多いので、悪い結果を伝える技術というのが必要になってきます。
「彼は私のことをどう思っているか?」という質問でも、占い的には「何とも思っていない」という結果が出た場合、そのままの結果を伝えると相談者の心が反発してしまい、聞く耳を持たなくなってしまうんですよね。
「今は仕事に意識が言っているので、恋愛への意識が薄い」など、心理学を使える占い師なら相談者の心に受け入れやすい言葉を使って、結果を伝えていくことをしていきます。
3.女性の場合は、自分の気持ちを聞いてほしいという感情が強い
占いに来るお客さんは、圧倒的に女性客が多いです。
それだけ、女性は占いにハマる人が多いからなのかもしれません。
その心理としては、自分の悩みに対してのアドバイスが欲しいという気持ちと、自分の気持ちを聞いてほしいという感情があるからなんですね。
話を聞いてもらうことが主体であれば、カウンセラーに相談するのが良いのですが、具体的なアドバイスが欲しいという気持ちがある時は、どうしても占いに頼ることになります。
短時間でどちらも満たすことはできませんが、最初に占ってもらった時に良かった場合は、リピーターとしてまた占ってもらいたいという気持ちが出てきます。
男性の場合は、話を聞いてもらう感情は女性よりも少なく、自分の悩みのアドバイスを知りたい気持ちの方が強いことが多いですね。
4.心理テクニックを上手に使えると、占ってなくても当たっているような錯覚を感じる
占いは、当たるのか当たらないのかだけで考えてしまう方が多いのですが、占い師の経験や技術力などで変わってきます。
占い初心者でも当たりやすい占いというのも存在しますが、心理テクニックを上手に使えるようになると、占わなくても占ってもらっているような錯覚を感じることがあります。
極端な話になってしまいますが、詐欺師などは心理テクニックをものすごく上手に使っていることが多いんです。
なので、占いが対してできなかったとしても、心理テクニックを駆使することで、占い師っぽく会話をすることが可能なんですね。
占い師が心理学を学ぶのは、話を聞いてもらうことでもありますが、心を開いてもらい、占いの的中率を上げるために習得する傾向もあるんですよ。
5.心理学を学ばずに、占いを当てることにこだわりすぎると占い師としての活動が厳しくなる
占いを当てることにこだわっている占い師の方も、実は割と多いんです。
それ自体は悪いことではありませんし、私が今でも占いの勉強を続けているのは、当たった時の面白さと占いならではの対処法を知りたいというのがあります。
ただ、長く占い師として活動をしていきたいのであれば、占いを当てることだけに固執してしまう必要はないと思います。
趣味だけで考えるのであれば、心理学を学んでまで占い師をする必要はないかもしれませんが、仕事として占い師を選択するなら、心理学を学ぶのも悪いことではないと思います。
お互いwin winな状態にできますから、一つの技術として使えるのも良いのではないでしょうか。
心理学を学ぶことで相談者とのコミュニケーションがスムーズに
先ほどもお伝えしましたが、占い師は相談者との会話が主体です。
心理学を学ぶことで、占い師と相談者とのコミュニケーションが取れていきます。
私が占い師として活動を始めた頃は、心理学の重要性を知らなかったので、常にしどろもどろな鑑定をしていたような記憶があります。
しどろもどろでしたから、今思えば、相談する側は不安だったのではないかと。
少なくとも、占い師として相談したいと思ってもらえたのですから、お互いに気持ちの良い会話がしたいですよね。
占い師が心理学を習得することは、鑑定の重要性を考えると自然なことだと感じます。
心理学の基本的な部分を身に付けるだけでも、とてもスムーズに会話ができるようになりますよ。
最後に
占い師が心理学を使用する5つの理由を解説しました。
占い師の仕事は、主に話をすることですから、心理学の技術を使って会話をすることは、前向きになってもらうために重要だと思います。
自分の想いを聞いてもらうことが主体ではなく、占い師は解決策のアドバイスもお伝えする必要がありますが、占いの結果では落ち込んでしまうこともあるからです。
話し方一つで気持ちが変わるのであれば、相談者の心に余裕ができるので、占いとうまく掛け合わせることができれば、頼りになる占い師へと成長するきっかけになりますよ。