こんにちは。熊谷友見です。
現在の占いブームの中、占い師として仕事をしたいと考えて勉強されている方が増えてきました。
私も、リーマンショックをきっかけに占いの勉強を本格的に始めた一人ではありますが、副業を推進している会社が増えた傾向もあるのではないでしょうか。
勉強したは良いけど、占い師に転職をすることは大丈夫なのか?と思っているあなたに、私の経験から占い師への転職を考えてもらえたらと思います。
目次
会社員や主婦など、自分の置かれている状況でも、どんな占い師として転職するのかを考慮する
副業ブームといっても、会社員や主婦など、自分の置かれている状況というのはそれぞれ違うと思います。
勉強するにしても、会社員であれば平日夜か週末、主婦の場合は平日昼間などと、活動しやすい時間帯がそもそも違います。
私も実際に色んな講座などを受講しましたが、週末のところもあれば、平日昼間のところもあります。
個人的には、平日昼間の方がゆっくりと学べる印象はありましたね。
活動しやすい時間帯は、勉強だけでなく占い師として活動する上でも、その時間帯になりやすいです。
平日昼間のみにしてしまうと、よほど人気占い師でない限り、その時間帯に占ってほしいという余裕のある方は少なめになってしまいます。
占うターゲット層を考えて、占い師への転職を考慮した方が良いかと思います。
占い師へ転職を考えた場合に、仕事の仕方やターゲット層で考える
占い師へ転職となると、会社の転職のようにフルタイムで働く印象があるのではないでしょうか。
私だけでなく、占い師一本だけで食べていけるようになるのは、正直ほんの一握りだけです。
占い師一本だけで転職を考えているなら、以下の条件が必須になります。
- 占いの勉強
- 占い道具の準備と鑑定場所
- 話し方や伝え方
- 広く浅い知識
- 集客
- 個人事業主または法人として開業
それぞれ具体的にご紹介していきますね。
1.占いの勉強
占い師になるには、占いの勉強は必須項目なのは理解できるかと思います。
占いの勉強をするには、独学か学校へ通うか、または占い師に直接教えてもらうかなどの方法があります。
独学ですべて学べる占いというのは、ほとんど存在しないと思った方が良いかと思います。
ある程度の知識は本などで学ぶことは可能ですが、秘伝的なものは本に記載することが実際はないからなんですね。
秘伝など、本格的な知識を身に着けたいのであれば、占い師として活動している人に教わるのが近道かと思います。
2.占い道具の準備と鑑定場所
占いの勉強をしている段階で、占いの道具は必須になりますから、この段階である程度入手できているかと思います。
ですが、勉強の段階で使用しているものなので、実際の鑑定では同じものを使う必要はありません。
勉強の時の占い道具が使いやすければそのまま使用するのも良いですし、タロットカードのように種類があるものは実際の鑑定で使い分けをする占い師の方もいます。
占いをするのに、対面であれば鑑定場所も必要になってきます。
どこかの場所を借りるか、カフェなどの飲食店で鑑定するケースも多いです。
私の場合、女性の場合は借りていた個室で、男性の場合はカフェで行うなど分けていました。
カフェなどの場合、どうしても人目がありますから、相談内容によっては個室が良い場合もありますよ。
3.話し方や伝え方
占い師になるには、占いの技術は必須なのですが、占いの技術を教えてくれる人はたくさんいますが、話し方や伝え方を教えてくれるところはほとんどありません。
私が占い師になりたての頃、紹介していただいた電話鑑定の会社の社長に鑑定のコツなどを教えてもらうことができたので、少しは恵まれていたのかもしれません。
占いで出たことを正直に話すことが占い師だと思っていたこともありましたが、実は話し方や伝え方がとても重要な仕事なんですね。
同じ内容を伝えるのに、言葉が違うだけで印象が変わることはよくあります。
最近は、ネットでも発信する言葉一つでも気を付けなければいけない時代ですから、占い師も同じですね。
4.広く浅い知識
占い師として仕事をしている以上、お客さんからは「何でもわかっている存在」として見られます。
最低限の知識だけでなく、プラスアルファの知識も必須になってきますので、広く浅い知識が求められるんですよね。
もちろん、医者や弁護士などではありませんから、病気や法律などの専門的な内容を話す必要はありませんが、「○○の方角にある病院や弁護士の先生に相談すると、解決の糸口が見えてきますよ」なんて伝えることができたら、占い師としては十分だと思います。
相談内容で多いのは恋愛ですから、どうすれば恋愛がうまくいきやすいかや、お金に関する相談も多いので、お金に関する正しい知識などもあると鑑定に活かすことができます。
私自身も、恋愛がうまくいくための本をたくさん読みましたし、お金に関する知識は簿記やFPの勉強をしたので身近なお金に関するアドバイスがしやすくなりました。
確定申告を含めて、自分にも役立つことが多いので、簿記やFPの知識は学んでおいて損はないですよ。
5.集客
占い師になって、一番苦戦することと言ったら、集客なのではないでしょうか。
他の仕事でも同じですが、お客さんが来なければ仕事になりませんよね。
今はインターネットの時代で、SNSで個人的な発信がしやすくなりましたから、昔に比べると集客しやすい印象です。
私は、ワードプレスのブログを中心に発信をしていますが、ネットで検索されやすい記事をたくさん書くことによって、依頼されるようになりました。
占い師というのは怪しい印象がどうしてもありますから、ブログなどを使って自分のことをうまくアピールできると信頼してもらいやすくなります。
インターネットでの発信の場合、どんな人をターゲットにするかが重要になってきますので、相談されたい内容を発信するのがポイントになります。
6.個人事業主または法人として開業
占い師として仕事をする上で、個人事業主または法人として開業しなければいけません。
活動し始めて日が浅く、集客もこれからの人であれば、個人事業主としての開業になります。
法人化されるケースもありますが、お客さんがいない段階で法人化するのは極めて危険なので、まずは個人事業主として開業して、ある程度収益がでるようになれば法人化を検討されると良いかと思います。
最初にもお伝えしたように、占い師一本でやっていける人はほんの一握りです。
法人化すると、収入がなくても支払いが発生してしまうので、個人事業主から小さく初めて、無駄な支払いをなくした方が賢明ですね。
いきなり占い師に転職するのではなく、自分に合ったやり方から始めてみる
占い師に転職しても、占いだけということはまずありません。
占い会社に所属すれば、占いだけに近い環境に近づくことはできますが、占い会社によってそれぞれの考え方がありますから、一般の会社に転職した状態と変わらない印象はあります。
でも、給料は歩合制になりますから、鑑定した分のみお給料が発生するので、その分がもらえます。
しかも、占い会社は年末調整などは行ってくれないところがほとんどなので、確定申告は自分でしなければいけません。
集客が苦手な方の場合は、占い会社への所属を検討されると良いかと思います。
最後に
占い師は、頭が良くても悪くてもできない仕事と言われています。
頭が良い人は、割に合わないので、占いとは違う仕事を考えますし、頭が悪かったらアドバイスができないので、極端ではできないと言われているんですよね。
頭の良し悪しもありますが、占い師は柔軟性が必要にも感じます。
柔軟性がなければ、新しいことを取り入れなかったりしますし、お金を稼がなければいけないので、客観的な意見を聞かなかったりします。
私も最初は、話すだけの仕事だと思っていたのですが、この世界に入ることで、占い師として継続させることの難しさも実感しました。
大変な部分があっても、人の悩みが解消されたり、笑顔になってもらえるようになるのは、この仕事の醍醐味かなと思います。