こんにちは。熊谷友見です。

風水という古代からの知恵を取り入れたいと考える人が増えてきており、その理由の一つにインターネットの普及がありますね。

現代では、風水に関する多くの情報がネット上で簡単にアクセスできるようになり、自宅でも手軽に調べることが可能になっています。

さらに、書店に行けば、八宅風水を含む様々な風水関連の書籍が棚に並んでおり、そこでも知識を深めることができるようになりました。

風水を実践する際、「本命卦」を使っているのに"当たらない"と感じることがあるんですね。

さらに、宅卦と本命卦が合わない場合も問題が生じますので、どうしたら良いのかわからない方も多いんだと思います。

風水の活用には慣れと経験が大切で、適切なアドバイスを受けながら、自分自身の環境に合った取り組みを続けることが、風水をより効果的に活用するための方法だと言えます。

今回は、本命卦が当たらないと思われている理由について解説したいと思います。

本命卦は信頼できるのか?八宅風水の落とし穴

本命卦とは、個人の生年月日と性別を基にして、易の八卦のいずれかに分類されたものになります。

この本命卦を知ることで、自分にとっての吉方位や凶方位を調べることが可能になります。

八宅風水はこの本命卦を基に、自分の吉方位に部屋のベッドを配置することで幸運を引き寄せる方法が手軽に行えるとされています。

しかし、実際にこれを実践する際には予想通りにいかないこともあり、「本命卦は当たらない」と思われることも少なくありません。

特に、本命卦を用いた八宅風水を実践しようとしても、夫婦それぞれの本命卦が逆になってしまい、かえって方位が合わないといったケースはよくあります。

専門家でもない限り、風水は書籍通りにはできないため、実際の生活にうまく取り入れられないという問題も出てきます。

そのため、風水全般についても「当たらない」という意見が出てしまうんだと思います。

特に、宅卦と本命卦が合わなくて混乱したり、期待した効果が見られない場合もあるからなんですね。

自宅に適した風水を実践するには、どうしてもプロの風水師の助言が必要になってきます。


住まいの住人に必要な本命卦の確認

住む家の風水を見直す際、まず確認するのが住人全員の本命卦です。

本命卦は「当たる」「当たらない」といった直接的な予測を目的とするものではないんですよね。

むしろ、住んでいる家との適合性を確認する重要な手段の一つとも言えます。

八宅風水など、様々な風水方法が存在しますが、それらが必ずしも的中するわけではないことは理解しておいた方が良いですね。

例えば、夫婦の本命卦が逆になる場合や、宅卦と本命卦が合わないケースは、かえって問題が生じる可能性があります。

風水師は、ただ本命卦のみを基に判断するのではなく、現在の生活環境や抱えている問題にも注意を払います。

実際、現地での風水鑑定では必ず風水羅盤を使いますし、本命卦以外の計算もしていますので、いかに単純な理論ではないのかがわかるかと思います。

色んな計算によって得られる情報が、住環境にどう影響を与えているかを読み解くのが風水師の役割です。

風水が当たらないと感じる場合でも、それが即座に悪い結果を意味するのではなく、新たな解決策を見出すきっかけになることもありますよ。

複数人いる家族の本命卦が合わない問題

一人で暮らしている場合にはあまり気にすることは少ないですが、家族が増えると本命卦が合わないといった問題が浮上します。

家族全員の本命卦が合っているのが理想ですが、現実には合わないことが多いのが一般的です。

風水の観点では、家族のなかで家長になる人(多くの場合、父親)を基準にして部屋を割り当てます。

しかし、人数が増えれば確率的に見ても一致しない人が現れるのは自然なこと。

本命卦が合わないからといって、大きな問題が発生するわけではありません。

特に夫婦で本命卦が逆になっているケースは多いため、そのために風水が当たらないと感じる人も少なくありません。

これは、本命掛の計算や吉方位の選定が思うようにいかないことも影響しているんじゃないかと思います。

最終的には、風水を上手に取り入れることで、家族全員が快適に過ごせる方法を探すことが重要ですね。

夫婦の本命卦が逆の場合の対策方法

夫婦間で本命卦が異なるという話はよくありますね。

寝室を共にする際、本命卦が同じであれば、寝る際の頭の向きを一致させることは簡単ですが、本命卦が違う場合の対処方法がわからず悩む方も多いかもしれません。

しかし心配はいりません。家長の本命卦にある絶命方位を避けることができれば大丈夫ですよ。

実際、八宅風水が必ずしも当たらないという意見も一部にありますが、家長の本命卦を重視するのが基本です。

そして、その家長の本命卦に対応する絶命方位さえ避けることができれば、吉方位に頭の向きが合わなくても心配いりません。

計算上、本命卦と宅卦が合わないことはありますが、合わないことの方が多いと思った方が現実的ですね。

このように考えることで、風水による悪影響を最小限に抑えつつ、家族全員が安心して生活できる空間を作ることが可能になりますよ。

八宅風水だけで風水鑑定をしているプロの風水師はいない

先日、ある方から風水鑑定を受けた際の図面を見せていただきました。

その図面は八宅風水を基にしており、家の中心から八つの方位に線が引かれ、本命卦の考え方に基づいた吉凶が記されていただけでした。

ですが、プロの風水師は八宅風水だけに基づいて鑑定を行うことはなく、吉凶の判断も本命卦に依存することはないんですよね。

風水の基本は「巒頭(らんとう)」と「理気(りき)」のバランスであって、本命卦や八宅風水はその補助的な要素にすぎません。

風水の結果が「当たらない」と感じる理由の一つには、単純に本命卦や八宅風水だけで鑑定を行っていると勘違いしていることが挙げられます。

風水は単なる吉凶判断ではなく、住まいや環境全体を自然と調和させるための学問です。

本命卦の計算や八宅風水の結果だけでなく、家族全員にとって最適な環境を見つけるためには「巒頭」と「理気」を基本に考えることが大切ですよ。

風水における本命卦の限界と注意点

風水鑑定をするなら、本命卦だけの風水鑑定に頼ることは避けましょう。

本命卦は、簡単に言えば性別を区別する程度の大まかな指標に過ぎず、実践的な風水鑑定には不十分です。

このため、本命卦が「当たらない」と感じることが多くなってしまうんですね。

特に八宅風水で風水鑑定をしている人がいたとしたら、本命卦と宅卦が合わないために、夫婦の寝室を別にするとか、頭を逆にするなどの提案をされる可能性があります。

実際に、風水は占いと同じように「当たるもの」と思っている人も多いため、今後の生活を快適にするためという認識も必要ですし、他の要素にも目を向ける必要があります。

本命卦以外にも、注意しなければいけないポイントはたくさんあるので、「木を見て森を見ず」のような状況にならないように注意しましょう。

本命卦が万能ではない理由と風水鑑定の複数の視点

風水鑑定において、本命卦だけに頼ると「当たらない」と感じることがあるかもしれませんし、それは当然のことです。

風水が当たらないと感じるのは、一つの視点だけに依存してしまうことが理由の一つとして考えられます。

プロの風水師が鑑定を行う際は、家の環境を客観的に分析し、住む人への影響を多面的に評価します。

もし金運アップを狙った依頼であれば、現状を把握した上で最適な改善策を提案することになります。

ただし、吉方位が取れなかったり、改善よりも違う家に住んだ方が良いと判断した場合は、引っ越しを勧めることもありますよ。

本命卦の計算は風水師にとって基本的なチェック項目ですが、それだけで全てを判断することはありません。

風水には多くのチェックポイントが存在し、建物が複雑になっている以上、風水的な判断も同じように複雑さが伴います。

したがって、依頼する風水師がどのような鑑定方法を用いているかを知ることは、とても重要ということがわかるかと思います。

伝統風水の知識を深めることで、本命卦や八宅風水に囚われない自宅診断が可能に

風水において本命卦や八宅風水のみに基づいた鑑定は、伝統風水をを知っている人からしたらあり得ないことなんですね。

そのため、このような手法が風水鑑定だと思ってしまう人が多いため「当たらない」と感じることも少なくありません。

風水鑑定が不正確になりがちな理由の一つは、一部の側面だけで判断してしまうため、本命卦や宅卦が個々の家族構成や夫婦の関係性に合わないことにも繋がってしまいます。

こちらの本では、伝統風水の豊富な知識と写真が掲載されているので、自分で簡易鑑定を行うことができます。

専門書にはあまり見かけない、写真での解説が多いため、自宅の風水調整にはとても役立ちますので、本書はそのための貴重な手引きとなること間違いなしですね。

この本は単に伝統風水の知識を提供するだけでなく、本の購入者に対して簡易鑑定を行ってくれますからおすすめです。

著者は、長年にわたり風水を研究しており、さらに建築士の資格を持つため信頼性も高いですし、私も懇意にしていただいています。

著者から学ぶことで、これまで風水鑑定において感じていた不安は解消されること間違いなし!です。

風水が気になるけれども不正確な情報に惑わされたくない方には、この本をぜひ読んで知識を深めるのと同時に、プロの鑑定を体験してみてくださいね。


最後に

本命卦の計算や八宅風水の基本を理解することは、初心者でも書店で手に入る本を参考にするだけで比較的簡単に行えます。

ただし、占い全般に言えるのは、一つの占術を深く学ぼうとすれば、根底にはより複雑な理論や解釈が伴うことが多いということです。

特に、風水が当たらないと感じる方や、風水に対して懐疑的な方もいますが、これは現代の住宅事情が複雑化していることや、建築基準法のもとで多様な設計が可能になったことが影響しているのではないかと思っています。

賃貸住宅の場合、引っ越しの際にはそれほど大きなリスクを伴いませんが、家を購入する際には、経済的な面も含め、人生に及ぼす影響がどうしても大きくなります。

そのため、本命卦や宅卦の吉方位だけの判断に頼らず、プロの風水師の観点を取り入れ、総合的な判断を行うようにしてくださいね。

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