こんにちは。熊谷友見です。

私は、通常の占い鑑定では、生年月日の占いは四柱推命を必ず使用しています。

数秘術も使用しているのですが、さらに細かい状況を見る時には四柱推命の方がわかることが多いからなんですね。

ですが、時々「生まれた時間がわからない」という方がいらっしゃいます。

生まれた時間がわからない場合はどういう見方をしているのか、簡易的ではありますが生まれた時間を確認する方法もありますので、ご紹介したいと思います。

日本人は生年月日は重要視するが、生まれた時間を重要視しない

これは私が常に感じていることではありますが、生まれた時間がわからないという方は多いような気がします。

鑑定している方は日本人が多いため、特に時間に関しては重要視していないようにも感じます。

本場の中国だけでなく海外の方は、生まれた時間を知っている人は多いと言われています。

海外の人を何人かは占ったことはありますが、自分だけでなく旦那さんの生まれた時間を知っている人もいたくらい。

生まれた時間で人生が左右されるということを、日本人よりも海外の人の方が生まれた時間に対しての意識が違うのかもしれません。

現在では、母子健康手帳に生まれた時間は詳しく記載されますので、わからないという方は母子健康手帳を探してみてくださいね。

現在でも使われている母子健康手帳は1966年から発行されている

では、母子手帳はいつから発行されているか知っていますか?

古くは1942年(昭和17年)に「妊産婦手帳」というのが作られており、妊産婦の健康管理を記録したものになります。

子供用には「乳幼児体力手帳」もあり、子供の健康管理を記録したものと分かれていたんですね。

1948年(昭和23年)に1冊にまとめた母子手帳が交付されたのですが、これが世界初だったんだとか。

現在の母子健康手帳の先駆けのものと考えると、かなり歴史は古く感じますね。

この母子手帳は、1966年(昭和41年)に母子保健法が制定されて「母子健康手帳」と改称し、現在も継続して使われています。

高齢者の方は、物を大事にする傾向が強いため、もしかしたらおじいちゃん・おばあちゃんの時の乳幼児体力手帳なるものが見つかるかもしれませんね。

四柱推命で見る時間の干支

四柱推命では、年月日だけでなく、時間も干支(かんし)で表します。

時間にも十二支を配置されているんですが、四柱推命を含む東洋占術を学んでいない人には難しく感じるかもしれませんね。

以下が干支と現在の時刻になります。

  • 午後11時~午前1時…子刻
  • 午前1時~午前3時…丑刻
  • 午前3時~午前5時…寅刻
  • 午前5時~午前7時…卯刻
  • 午前7時~午前9時…辰刻
  • 午前9時~午前11時…巳刻
  • 午前11時~午後1時…午刻
  • 午後1時~午後3時…未刻
  • 午後3時~午後5時…申刻
  • 午後5時~午後7時…酉刻
  • 午後7時~午後9時…戌刻
  • 午後9時~午後11時…亥刻

四柱推命で生まれた時間を推定できる方法

四柱推命を勉強していると、この名前の書籍は知っておいてくださいと、中国古書の名前を最初に学びます。

その中の一つで、「星平会海(せいへいかいかい)」という古書の名前は必ずといってよいほど耳にすることになります。

この書籍に、つむじの位置と寝る姿勢で生まれた時間がわかるという方法があるんですね。

四柱推命で有名な阿部泰山先生が、百発百中で調べることができたと言われています。

その方法をご紹介しますね。

子・卯・午・酉刻生まれ→つむじが眉間の正中線上にある、上向きに寝る。

丑・辰・未・戌刻生まれ→つむじが2つか3つある、下向きかあるいは下向き加減に寝る。

寅・巳・申・亥刻生まれ→つむじは眉間の正中線上から少し外れている、横に寝る。

私自身は寅刻生まれなのですが、確かにつむじは正中線上からずれており、横向きに寝ることが多いです。

生まれた時間を知っている方は、つむじの位置と寝る姿勢が合っているか、一度確認してみてくださいね。

日本でもサマータイムが実施されていた

サマータイムというのは、海外で実施されているイメージが強いかもしれませんが、実は日本でもサマータイムを実施していたことがあります。

昭和23年5月2日午前1時~9月11日午後12時

昭和24年4月3日午前1時~9月10日午後12時

昭和25年5月7日午前1時~9月9日午後12時

昭和26年5月6日午前1時~9月8日午後12時

となります。

日本では実施していませんが、太平洋戦争後のサンフランシスコ講和条約が締結される1952年(昭和27年)の前年までの4年間、GHQの指導のもとで実施されていたということです。

現在では高齢の方になりますので、鑑定する機会は少ないかもしれませんね。

もし、上記の年齢に該当する方を鑑定する機会がある場合は、サマータイムを考慮しなければいけませんから、1時間マイナスして標準時に戻してから、生まれた時間を出すようにしてください。

先進国ではサマータイムを導入している国は現在でもあるため、上記の日程はあくまでも日本の場合のみになります。

生まれた時間がわかると晩年運の状態がわかるようになる

生まれた時間で、人生の中でも晩年運の状態というのがわかります。

流派によって多少の誤差はあるかと思いますが、おおよそ55歳以降の運勢を知ることができるんですね。

だったら、若い年齢の時には時間って必要ないのでは?と思えるかもしれませんが、時間がわかると干支の結びつきなどもわかるので、さらに細かい判断ができるんですよ。

時間がわかることによって、仕事や家族との関わり方や関係性なども見れたりしますし、年齢が若いから必要がないということはありません。

もし、生まれた時間がわかるのであれば、四柱推命以外の占術でも時間が必要なケースはあるので、知っておいて損はありませんよ。

生まれた時間がわからなくても、大まかなことの判断は可能

どうしても生まれた時間がわからない!ということもあるかもしれません。

生まれた時間がわからないからと言って、占いができないということはないですよ。

ですが、紫微斗数など時間が必ず必要な占いに関しては占うことはできませんのでご注意くださいね。

四柱推命や数秘術などであれば、時間が不明でも大まかなことであれば判断はできます。

この場合、時間がない状態での四柱推命の判断や、数秘術のように生まれた時間が不明でも判断できる占いをするようにしましょう。

ある程度の年齢を重ねている場合は人生の出来事で推測することも

生まれた時間がわからない場合でも、実は年齢を重ねている人の場合は、人生の出来事で推測することができることもあります。

ただ、生まれたおおよその時間帯がわかれば、四柱推命などは2時間単位で変化していますから、人生の出来事と比べて判断できたりもします。

当時80代ほどの女性を占った時、午前中だったという時間帯から人生の出来事と照らし合わせて、ある時間帯の生まれの可能性が高いと調べたことがあります。

必ずわかるとは言えませんが、ある程度の占いの経験と知識があれば推測することができますし、経験豊富な占い師であれば少しのヒントで当てる場合もあるんですよ。

最後に

四柱推命で占ってもらいたい場合は、生まれた時間というのは知っておいた方が良いです。

細かく見てもらうこともできますし、詳しくわかるということは自分の人生において起きるであろう出来事を推測することができるようになるからなんですね。

未来を細かく知りたくないという方もいるかもしれませんが、事前にわかることで悪運を回避させることもできたりしますから、健康診断みたいなものと捉えてもらえばよいのかなと思います。

生まれた時間を知っているだけで、見てもらう占術の幅も広がりますし、損することはないですよ。

ぜひ、自分自身の母子健康手帳で生まれた時間を確認しておいてくださいね。

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