おしゃれなテーブルの上に飾ってある花瓶に入った切り花

こんにちは。熊谷友見です。

趣味で始めた占いが、そのまま仕事になるというケースはとても多いです。

私も、占い師になろうと思って勉強をしたというより、趣味の延長線上で占い師になったようなものです。

勉強のために人を占っていくと、その影響で占い師としての仕事に繋がっていきやすいのも特徴なのかなと感じます。

占い師としての仕事をしていく気持ちを強く持っているのであれば、占い師として起業してみませんか?

占い師になったからこそわかる、起業する上で必要なこと

私が占い師になった時は、自分の鑑定経験を増やすために、他人を占うということを始めていきました。

そうすると、「占ってほしい」と言われるようになってきたんですね。

鑑定経験がほとんどない状態の時はお金は取れませんでしたが、鑑定経験が増えてくると、安い料金でお金を取れるようになってきます。

最初は、お金をもらうことに抵抗があり、占い師として仕事をされている方は、最初に抵抗感を感じる方は案外多いんですよね。

この抵抗感は、占いが無形のものであることと、個人的な商売の経験の有無が影響しています。

私は、この抵抗感はなかなか取れませんでしたし、今でも直接の現金のやり取りは苦手意識が多少はあります^^;

ですが、これをクリアしなければそもそも起業自体が難しくなってきますから、苦手であってもできる限り実践しておきましょう。

鑑定経験を増やすことと、お金をもらうことの抵抗感をなくすことは、起業するためには最初にクリアする課題になります。

起業するなら、どんな占い師として仕事をすることを考えているのか?

「占い師として起業する」としても、どんな占い師として起業しようと思っていますか?

占い会社に所属をするのか、集客からすべて自分で行うのかでも、変わってきます。

自分の中での占い師として起業するためのビジョンがどれだけ明確になっているか?です。

起業するということは、ビジネスとして考えていかなければいけませんから、いわゆる「事業計画書」に当たります。

私が占い師になった当初は、はっきり言って勢いだけだったので、事業計画書なんてものはまったく考えていませんでした。

今となっては、浅はかな行動だったと反省しかありませんが、今の自分の中での方向性を認識しておかなければ、仕事として成り立たなくなります。

占い師だからというよりも、起業してもうまくいかない人は、この事業計画書がうまくできていない方が多いため、占い師の仕事を続けたいのであればしっかりと考えていきましょう。

占い師が成功するための起業ステップ

「占いが好き」

「誰かの力になりたい」

そんな気持ちから占い師を目指す人は多いですが、ビジネスとして成功させるには明確なステップが必要なんですね。

ここでは、これから起業して占い師として成功したい方に向けて、実際に役立つステップを順にご紹介します。

ステップ① 自分の軸を明確にする

まず大切なのは「どんな占い師になりたいのか」を明確にすることです。

以下の問いに答えてみましょう。

  • 自分の得意な占術は?(タロット・数秘術・風水・手相など)
  • どんな悩みに強い?(恋愛・仕事・人間関係・家庭など)
  • どんな人に届けたい?(20代女性、経営者、主婦などターゲット)

これがブランディングの土台になります。

ステップ② スキルと経験を積む

起業前に最低限必要なのは、確かな鑑定スキルと実績です。

  • 毎日カードを引いて意味を深める
  • モニター鑑定で実践力をつける
  • 他の占い師の鑑定を受けて学ぶ

この時期は「数をこなしてフィードバックをもらう」ことが重要です。

私は、今でも他の占い師の鑑定を受けていますが、この部分をやっていない占い師の方は多いですね。

ステップ③ 情報発信を始める

次に必要なのは、「自分を知ってもらう」ための情報発信です。

  • ブログやSNSで占いや日々の気づきを投稿する
  • 無料鑑定の実施やモニター募集で興味を引く
  • 「この人にお願いしたい」と思われる信頼感を作る

特にInstagramやX(旧Twitter)は占い師との相性が良く、集客にも繋がりやすいです。

ステップ④ サービスとして整える

占いを「仕事」に変えるには、きちんと商品として形にすることが大切です。

  • メニューの作成(例:30分3,000円・1時間5,000円など)
  • 鑑定の流れや所要時間を明確にする
  • 鑑定用のプラットフォームを整える(LINE、ココナラ、STORESなど)

「安心して依頼できるプロ感」がポイントです。

ステップ⑤ 起業届・開業準備

本格的に仕事にしていくなら、開業届を出して個人事業主としてのスタートを切るのもひとつの選択肢です。

  • 開業届(税務署等に提出・無料)
  • ネットバンクや事業用口座の開設
  • 必要に応じて確定申告や経費管理の準備

この一歩で「占いを仕事にしている自分」への自信も生まれます。

詳しい開業届の書き方は、下記のページをチェックしてくださいね。

ステップ⑥ ファンを増やし、信頼を育てる

最終的に成功する占い師は、一人ひとりの相談者に丁寧に向き合うことを徹底しています。

  • リピートしやすい導線(メルマガやフォローメッセージ)
  • 鑑定後のフォロー・振り返りサービス
  • お客様の声を掲載して信頼構築

長く活動していくためには、「繋がりを育てる力」こそが武器になります。

自分自身の占いスタイルを確立する方法

占い師として活動を始めたばかりの頃、よくある悩みのひとつが「自分らしい占いスタイルって何だろう?」ということ。

たくさんの占術や人気占い師が存在する中で、自分の個性をどう活かし、どう差別化するかはとても大切なテーマなんですね。

ここでは、あなたが「唯一無二の占い師」として活動するために、自分のスタイルを確立していくステップをご紹介します。

ステップ① 自分の「得意」と「好き」を洗い出す

まずは、自分がどんな占術に惹かれるのかを見つめ直してみましょう。

  • タロットやオラクルカードのようなビジュアル系?
  • 四柱推命や数秘術のようなデータ分析型?
  • 風水や方位学のような空間・環境に関するもの?

ここで大事なのは、「好きだけど得意じゃない」「得意だけどやっていてしっくりこない」といった感覚を正直に見つめること。

好きで心が動く占術こそ、続けやすく、深めやすく、あなたらしさが育つ種になります。

ステップ②「誰に」「どんな形で」届けたいかを考える

自分の占いを必要としてくれる人は誰なのか? どんな悩みを持っていて、どんな言葉をかけてあげたいのか?

これを明確にすることで、あなたの鑑定スタイルも見えてきます。

  • 恋愛に悩む20〜30代女性に向けた優しい言葉づかいのスタイル
  • 起業やキャリアに悩む人へ向けた論理的で背中を押すスタイル
  • スピリチュアル要素を入れた癒しと導きのスタイル

など、「誰のために占うのか」をはっきりさせると、自然と言葉のトーンやアプローチ方法も定まります。

ステップ③ 鑑定の流れ・演出を自分流に整える

あなたが行う鑑定の「構成」や「雰囲気作り」もスタイルのひとつです。

  • 鑑定前にリーディングカードを1枚引いて心を整える
  • セッション冒頭でヒアリングを丁寧に行う
  • 毎回、最後に前向きなメッセージカードを添える

こうした小さなこだわりの積み重ねが、あなた独自の「ブランド」になります。

また、オンラインか対面か、テキストか音声かなど提供方法によってもスタイルは変わります。

自分が心地よく、かつお客様にとっても満足度の高い形を見つけましょう。

ステップ④ 世界観・ビジュアルも統一する

あなたの占いスタイルは「言葉」や「占術」だけではありません。

SNSやブログ、メニュー表などのビジュアルや表現にもあなたらしさを込めましょう。

  • アイコンやロゴ、鑑定書のデザインを統一する
  • 色やフォントにテーマカラーを設ける
  • 使用するカードの世界観と合わせる

このような細部まで統一されていると、「この人から占ってもらいたい」という印象がグッと強まります。

ステップ⑤「お客様の声」で磨いていく

スタイルは初めから完璧に決める必要はありません。

実際に鑑定をしながら、声を受け取り、少しずつ進化させていくものです。

  • 「優しくて安心した」なら、そこを強みにする
  • 「ズバッと言ってくれてスッキリした」なら、率直さをスタイルに取り入れる

こうして、お客様が感じてくれたあなたらしさこそが、最大のヒントになりますよ。

あなた自身が最高の占いスタイルになる

占いスタイルに正解はありません。

「どの占術を使うか」「どんな言葉をかけるか」「どんな人に届けたいか」など、その全てがあなたという占い師の個性です。

焦らず、試行錯誤しながら、“あなたらしい占い”を一歩ずつ形にしていきましょう。

そのスタイルこそが、いつか誰かの心を救い、信頼とつながりを生む大切な力になりますよ。

開業前に知っておくべき準備事項 〜占い師として成功する第一歩〜

占い師として独立・開業を考えている方にとって、「好き」や「得意」だけでは乗り越えられないリアルな準備がいくつもあります。

しっかりとした土台をつくることで、自信を持って活動をスタートでき、トラブルや不安も回避できます。

ここでは、占い師として開業する前に必ず押さえておきたい準備事項を分かりやすくご紹介します。

1.法的な手続きと開業届の提出

個人で占いを仕事にする場合、多くの方が「個人事業主」として開業届を税務署に提出します。

  • 開業届は無料で提出可能
  • 提出後、屋号(お店の名前)も登録できる
  • 青色申告承認申請書も同時に出すと節税効果あり

開業届があると、仕事としての信頼度も上がりますし、銀行口座や各種契約でも「個人事業主」として対応しやすくなります。

屋号付きの銀行口座を作成したいのであれば、GMOあおぞらネット銀行がおすすめですよ。

2.鑑定スタイルと提供方法を明確にする

対面、電話、メール、LINE、Zoomなど、どのように鑑定を提供するかを事前に決めておきましょう。

また、以下のようなスタイルの明確化も重要です。

  • 料金体系(時間制・1件制・セットメニューなど)
  • キャンセルポリシー(かなり重要!)
  • 使用占術と鑑定内容の範囲

これらが明確になっていると、トラブル防止や信頼構築に繋がりますよ。

3.SNSやホームページで情報発信の準備

現代では、開業したことを伝えるにはネットでの存在感が不可欠です。

  • ブログやInstagramでの発信
  • ホームページでの自己紹介・メニュー・予約案内
  • LINE公式アカウントや予約フォームの整備

最初から完璧である必要はありませんが、最低限、「この人にお願いしたい」と思わせる場所(プロフィール・実績・雰囲気)を作っておきましょう。

4.鑑定に使うツールや環境を整える

オンライン鑑定をする場合は、ネット環境・機材・背景なども要チェックです。

  • Webカメラとマイクの確認(画質や音質も重要)
  • 鑑定スペースの明るさや静かさの確保
  • 鑑定時の背景をスッキリ整える(できれば世界観を演出)

対面の場合も、場所や備品(机・椅子・お香・クロス・カード等)の用意を事前にしておきましょう。

5.お金の管理と価格設定

鑑定料金の設定は、あなたの価値と収益のバランスを決める大事なポイントです。

  • 相場を調べた上で、自分の実力・内容に見合った価格を設定
  • お金のやり取り方法(現金・銀行振込・電子決済)を決める
  • 収支の記録や確定申告に備えた帳簿管理をスタート

安すぎる価格は信頼感を損なうこともあるため、「自分の価値をしっかり受け取る」意識も大切です。

今は、経理ソフトがあるため、手軽に収支の記録や確定申告ができますし、私もこの「やよいの青色申告」を使用していますが、初心者でも使いやすいですよ。

占い師の起業はゴールではなくスタート

開業とは、夢の第一歩であり、同時にビジネスとしての責任も始まる瞬間です。

準備をしっかり整えておけば、あなたの魅力や実力を安心して届けられる土台ができます。

焦らず、一つずつチェックしながら、「私はちゃんと準備できてる!」という自信とともに占い師としての道を歩み出しましょう。

必要であれば、開業チェックやプロフィール文の書き方などもお手伝いできますので、いつでも気軽に聞いてくださいね!

占い師になる方法や占い師になりたい人の悩みを解決

副業や本業で占い師になりたい方、占い師でなくても自分の運気を上げたい方のためのアドバイスをしています。

  • 好きな占いで仕事がしてみたい
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など、占い師としての仕事を考えている方の悩みや、運気を上げるための開運方法などをお伝えしています。

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