こんにちは。熊谷友見です。

易占いと呼ばれる占いには、大きく分けて3種類あります。

その中でも、「周易」とはどんな占いなのか?をご紹介したいと思います。

周易とは?易占いと言えば周易という占いのことを指していることが多い

易を使った易占いには3種類ありますが、易を出すことは共通なのですが、易の読み方はすべて違います。

易占いに関してのことはほとんど「周易」という占いのことを指していることが多いですし、「易経」とも表現されています。

易を出す道具も種類がありますが、易卦を出せれば良いんですよね。

周易の場合には、筮竹という道具を使っている人もいますが、最近では手軽なサイコロを使っていることもあり、私もどの易占いでもサイコロを使うことが多いです。

周易の元になっている易経は、四書五経の首座になっているほど重要

周易の判断をする時、基本的には易経が基本となっています。

この易経ですが、四書五経(ししょごきょう)と呼ばれる経典を表し、儒教の経書の一つとされています。

四書五経と言われると、ちょっと難しいと感じるかもしれませんが、四柱推命を初め、風水などの東洋占術はこの四書五経と関係しているんですね。

最近は、エンタメっぽく表現されていることから、迷信であったり、信じる・信じないなどと言われていることが多いです。

ですが、人の生きる道や知恵を教えてくれる哲学でもあるんです。

よく言われているのが、「一般書籍を追求すると易経に辿り着く」と表現されているほど、人生に多くの影響を与える教えと思ってもらえたら良いかと思います。

周易の解釈はとても難しいため、占いの中でも習得に終わりがない

占いは簡単に学べるものがあると言っていますが、追及しようと思ったら、どの占いに関しても奥が深いです。

手軽に、ある程度解釈できるようになる占いはありますが、さすがにもっと深く研究しようとすると、どの占いでも時間はかかります。

その中でも、周易を含む易占いに関しては、ある程度の解釈ができるまでにも時間がかなりかかるのと、見るポイントが広いため、簡単に習得とはなかなかいかないんですね。

現役の占い師さんの中でも、周易だけで占ったら答えを間違えてしまうことも多いほど、解釈が複雑なんですね。

占いで周易を使う場合は、他の占術と併せて答えを求めるくらい、判断が難しいとも言えます。

周易は勉強の終わりが見えないほど、簡単ではないということなんですね。

吉凶の判断というよりも、今の自分に必要なヒントを伝えてくれることが多い

日本で易占いというと周易が多いのですが、周易だけで吉凶の判断というのは難しい場合があります。

はっきりと吉凶が出る易卦も存在していますが、どちらとも取りにくい易卦もあったりします。

占い師の方が、吉凶の解釈に迷ってしまうこともあるくらい、迷いの卦というのが存在するからなんです。

迷ってしまう易卦が存在するからこそ、他の占術と一緒に答えを求めるのも、当然と言えば当然ですよね。

私の感覚としては、周易で出す易卦に関しては、吉凶の判断というよりも、質問に対してのヒントを示してくれているように感じることが多いです。

吉凶をはっきりと知りたいのなら、断易か梅花心易の方がしっかり示してくれるので、こちらで占うと良いですよ。

昔の民族が決めきれなかった疑念に対して、お告げをもらうことが最初だった

今の私たちでも、生きていく上で疑問に感じたり、迷ったりすることって多いですよね。

自分たちの先祖に当たる人たちも同じで、疑問や迷いの答えを知るために、神様のお告げとして用いられていたのが卜術になります。

特に周易は、古代中国の周の時代に易経が発達して完成したので、「周易」と呼ばれるようになったということなんですね。

易というのは、もともと卜筮書(ぼくぜいしょ)と呼ばれ、古代中国ではたくさんの卜筮書がありました。

書籍によっては漢の時代とも言われていますが、その理由が、漢の時代の書籍で「漢書」というものがあるのですが、その影響から漢の時代と思われている可能性もあるのかもしれません。

ですが、一人の人間の一生の間で易経を完成させられなかったことから見ても、易の複雑さって伝わるんじゃないかなと思います。

孔子と呼ばれる人が、現在の易経を完成させた

易の学問自体は、凡人が追及して完成させるにはとても難しいものがあったはずです。

その易を完成させた人物は、「伏羲(ふくぎ)」「文王(ぶんのう)」「周公(しゅうこう)」「孔子(こうし)」の四聖人の力によって完成したと言われています。

その中でも、孔子と呼ばれる人物が書いた10冊の書物、「十翼伝(じゅうよくでん)」によって、現在の易経を完成させたと伝えられています。

この人の存在がなければ、周易自体は完成しなかったわけで、周易が今の時代でも使われていると思うと、感慨深いものがありますね。

周易を含む易経というものは、今でも通用する究極の学問

占いというフィルターを通して見ていると、どうしても迷信っぽさやエンタメ感は強く感じます。

ですが、古代中国の人が研究し完成させた学問は、今の時代でもしっかりと通用しています。

時々、自分で作った占いと言っている占い師さんも存在しますが、元になる占術の応用にすぎません。

いくつもの時代を経て完成させた易経を考えれば、一人の人間の知識で、しかも短期間で新しい占いを作ることは不可能だと思いますし、占いの歴史をしっかりと把握できていれば、難しいことだというのはわかりますよね。

今の人たちにわかりやすく伝えるために、新しい占いとして言葉を作ってはいますが、土台になっている占いは必ずあるということ。

時代が変わっても昔の易経が通用するということは、人の行動や考え方の根源は変わらないということかもしれませんね。

最後に

周易とはどんな占いか?というのを、ご紹介しました。

易経に関しては日本だけでも色んな書籍が出ていて、すべてに目を通すことも大変です。

ですが、易経は古代中国で完成したものですから、中国の書籍の方がより詳しい内容のものもあるんじゃないかと思います。

私自身は中国語が読めませんから(笑)、原書を見たとしても簡単に読むことはできません。

翻訳アプリもかなり優秀にはなっていますが、専門用語の多い占いの本となると、翻訳アプリでもうまく表現するのはまだ難しいという現状があります。

周易って難しいイメージが強い占いではありますが、ハマると追求したくなる不思議な占術だと思っています。

初心者向けの本からでも良いので、易経の不思議さに触れてみてくださいね。

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